40歳定年?

■40歳定年?
 先ほど、記事をググっていたらこんな記事に当たった。さっぱり、分からんなあ。

「国家戦略会議(議長・野田佳彦首相)の分科会は、国の長期ビジョン「フロンティア構想」の報告書を、2012年7月6日にまとめた。「『共創の国』実現のために転換期の最前線で挑戦するものを熱く支える社会をつくろう」と、「叡智」を結集して、「繁栄」「幸福」「平和」という目標の実現を、2050年に目指す政策を提言した。

少子高齢化、経済活性化、資源・エネルギー問題などの課題に対して、国家の衰退を防ぎ、個人や企業が能力を最大限生かして新たな価値を生む国家像を実現するため、社会的起業を促進する規制緩和インセンティブの導入を促す。たとえば60歳定年制では企業内に人材が固定化して、産業の新陳代謝を阻害していると指摘。労使が合意すれば、管理職に変わる人が増える40歳での定年制もできる柔軟性もあってよいとした。

「学び直し」や「働き直し」できる社会をつくり、理想は付加価値の高い産業が立地する「共創の国」とした。」

 続いてググっていると、これに対する評価記事も見つかった。

「「共創の国」なるビジョンははっきりしないが、この定年40歳制は雇用の流動性をもたらすものだとされている。しかし、すでにかつての米国の雇用市場は流動性が高いことで知られていたが、金融危機以降、一気に流動性はなくなった。
雇用市場が充実していない以上、定年40歳制の目的は果たせないだろう。
むしろ、早期クビ切りが横行し、安定的な労働市場もなく、失業者の山を築くことになろう。
記事にもあるように、今後、新興国の台頭により、その競争に敗れ、海外へ出稼ぎにいく日本人が増えることになろう。それもあたわない高齢者や子供たちは、もはやスラム化し、貧困と病苦、犯罪被害の犠牲となっていくことであろう...。」