電気自動車

■電気自動車
 メルマガからの記事からの抜粋である。
「2012年はEV(電気自動車)元年とも呼べる年になりそうだ。2009年アイ・ミーブ、2010年リーフ、そして2012年プリウスにPHEVがラインアップされた。 中国では、2012年4月に政府が「エコカー500万台構想」を打ち出した。人口増と消費拡大による深刻なエネルギー不足を見越して掲げたものである。「サスティナビリティ」の潮流で、エンジン車からEVへ移行していくことは必然といえる。

技術進化と企業間競争によって先端製品の価格はあるときを境に劇的に下がり、そしてあっという間に普及する。やがて、いくつかの基幹部品さえ入手できれば新興国が自ら生産可能になり、さらに価格は低下する。テレビ、パソコン、携帯電話で我々が体験したことが、そう遠くない未来に自動車分野で起こるだろう。

一方、先進国では「クルマ離れ」が止まらない。人口が減少する日本は特に深刻である。積極的に金や時間を使いたいものは、自動車のほかに多数溢れている。「魅力的なもの」を次々に生み出す根源の一つが、ネットワークといえるだろう。PCやスマートフォンの普及でライフスタイルとワークスタイルは一変した。
ネットワークは様々な分野で「新たな魅力」を生み出し、あらゆる産業に大きな変化をもたらしつつある。自動車もこうした進化の渦中に置かれた存在である。

ネットワークにつながることで自動車も走る以上のものになっていく。例えば現在のカーナビは、単一機能の専用機に過ぎない。しかしこれがブロードバンドのネットワークにつながれば、スマートフォンのように多種多様なサービスを提供するものになるだろう。こうしたクラウド・サービスを自動車に引き込むことで、自動車は再び魅力を取り戻せるかもしれない。そのとき必要なのは、ハードだけでなくソフト、サービス、ネットワークを含めた総合的な「クルマづくり」である。その取り組みが本格化するとき、業界を超えた新たな融合と競争が生まれ、自動車産業の「再構成」が始まる。」

 まだ、この業界はどんな車が魅力的かを模索しているようだ。今回は税金による補助があったので盛り返しているようだが、もう終わりではないかね。どんな車が欲しいという価値観は崩れ、車はいるかいらないかという風に変わって来ていることも感じて欲しいなあ。車の中でネットが出来て何がいいのか、さっぱり分からんなあ。雨が降れば傘を差す。遠くへは公共交通機関を使う。近くは、自分の足で歩く。暑ければ日陰を通る。早く行きたければ、早起きする。重い荷物は車を使う。緊急の場合は、車を使う。私は車は全否定はしていないけれども、依存し過ぎには危機感を持っている。せめて遊び位は車無しで過ごそうと思い、車を手放した。