春の立山登山

■創作

◎春の日に若きトゥルペン突き伸びる   禅智

 今日も春らしいいい天気だ。この季節の太陽は、眺めていても眩しさが少なく、いつまでも立ちつくしていたい気持になる。
 日向を選んで歩いていると、歩道脇にボランティア団体が植えたチューリップが大きくなっている。花が咲く前は緑色で、先が尖って槍のように見える。よく見ると葉しか出ていないモノ、葉の中に埋もれて見えないモノ、まっすぐに付き出しているモノとがあり個性的で楽しい。
 この緑の蕾の中に愛らしい花びらが詰まっているのだ。トゥルペンはドイツ語であるが、まだ、チューリップと呼べるようになっていないので、こっちの方が合っているように感じた。

 今日は町内会の定例会があったため、途中でラーメンをたべる。15分以内で食べ終わり小走りに向かう。確か、650円であったが、今日から値上げで730円になっていた。消費税増税と原料価格の高騰という張り紙がしてあった。それなら、円高で値下げするのか!しないだろう。強気と言うかどういうか。
 それでも価値観が合えばと思うが自分の感覚では500円ぐらいの価値しかない。来月の定例会はどうしようかと今から考えている。

■春の立山登山
 立山連峰真砂岳で昨年11月にスキーヤー7人が死亡した雪崩事故を受け、新たな入山規制を検討している県山岳遭難対策協議会の臨時総会が19日、県庁で開かれ、入山届の提出やビーコンの携帯を義務付ける要綱案が了承された。4月のアルペンルート開通に合わせて実施する。

 了承された「県立山室堂地区山岳スキー等安全指導要綱案」によると、4、5月と11月の春・秋スキー期間を対象に入山届の提出を義務付ける。ビーコンの携帯も義務付け、不携帯者には有料(5000円)で貸し出す。山岳保険の加入も推奨する。

 また、室堂ターミナル内の特設ブースに県警山岳警備隊OBらで構成される入山指導員を常駐させ、入山届や雪崩発生の危険度について助言する。ブースに設置する大型モニターや専用ホームページで気象予報などの情報も発信する。

 入山届を義務付けるのは、事故が起きた真砂岳西側斜面などを含む一帯。室堂ターミナル近くの散策道などは雪崩の危険性が低いため、対象外となる。

 情報発信は当初、民間に委託するが、県は山岳の専門家11人で作る立山地区雪崩安全対策研究会を新たに立ち上げ、11月から情報を発信する予定。

 同研究会が現場で積雪を観測し、雪崩が発生しやすい弱層の調査などを行い、リアルタイムで情報を提供できる態勢を整えるという。