立夏

立夏

◎電柱の影から見える鼻一つ   禅智

 朝から暑い。早起きして町内の広報とやまを配る。ちょうどの部数しか配られていないにもかかわらず1部余る。もう一度、回って確認する。どうも記憶力は本人が認識している以上に衰えているようだ。
 出勤するころは、太陽が高い。ついこの間までは、春のうららかな日差しを浴びていたのがもう日陰を選んで歩かなければ汗ばむようになった。
 信号待ちでも、電柱の陰に隠れて青になるのを待つ。濃くなってきた電柱の影をみると、ピョコンと付き出ている自分の鼻先がある。なんとなく、面白い。

■「らくらく人間学」(遠藤周作著、青春出版社、2007年)を読む。
「心の奥底にあるものというのは夢になって出てくるか、あるいは体の症状になってでてきます。」
「<恐>だけを使った短距離競争の戦法は、やがては”挫折”に結びつく運命にあるということだ。」
「マイナスの中に必ずプラスあり」
「滅入った時には、非常に読書量が増えるんです。」
「ほとんどの人は無知による失敗なんだ。」
「人間はみな死ねばゴミになる。」

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