梅雨明け

■梅雨明け

◎梅雨明けも肩が上がらず山遠く 禅智  
 気象台が北陸地方の梅雨明けを宣言した。このところ山歩きはしていない。今週あたりと思ってはいるものの、何か心にひっかかるものがある。山へ登ることができるということは肉体的にも、精神的にも、社会的にも安定していることが前提であるということが、このごろようやく分かりかけて来た。二週間ほど前から左肩を上げようとすると猛烈な痛みがある。50肩だろうと言うと、言いすぎとのこと。どこかに不調があると山が遠のいてしまう。


■「MUSTの人生」(加藤恭子著、中央公論新社、2013年)を読む。
「人は、生涯学ぶべき者、そこに人間の特徴がある」
「自分の死については、思い煩わないことにしている。死ぬべき時には死ぬ、という覚悟である。」
「(日本史を勉強しなければ・・・)それまでにかなりの本を読んできたつもりだが、バラバラの読み方ではなく、日本という国の成立から現代までを系統的に学ばなければならない。」
「原点は、何だったのだろう・・・」
「人は皆、それぞれのシメール(噴火獣)を背負っている。そしてその存在に気付かずに、自らの行路を、時にはとぼとぼと、時には懸命に辿って行くのだ。」
「『ノーブレス・オブリージェ』(noblesse oblige)という表現がある。貴族、または高位の者には、それにともなう義務がある、という意味である。」
「まず、『年だから・・・・』などという言葉を吐かないこと。心の中でも呟かないこと」
「独りで生きる、独りでもきちんと生活する。」
「英語の本を読むときには、日本語に訳さない。英語は英語で読む。スピードをつけて読む訓練をする。」
「暗い言葉を吐くな」