A海岸

■A海岸
 週間予報では晴れ後曇りで降水確率も30%ほどではなかっただろうか。久し振りに里山へでも行こうと準備していた。しかし、家人を送って行く時刻には雨が降っており、山は中止した。これが不安定な天候というやつか。しかし、西の空は明るかったので晴れると判断し、カメラ持参であった。
 夏休みで子供が帰省しているが、その理由というのがアルバイト先からの要請であった。親父より稼いでいる。それに比べて、退職して10か月たったが、どこからも声がかからない。まあ、これも自ら招いた結果だと考えている。バイト先までの送り届けも加わった。しばらくは、自分の時間は制約されると考えた方がいい。
 予定は変わってしまったが、シギ類やトウネンを撮りに「ある海岸」に向かう。通称A海岸である。これまで、何回も来ているが出会いは無かった。ちょうど、日差しが出て、雨にならない天気になったので今日は行動範囲を広げた。
 無神経に歩いていくと、突然砂浜から鳥が飛び立ち、テトラポットに停まった。小さかったがシギである。
 もう少し、歩くと何やら忙しく動いている。遠くから保険で数枚撮影し、少しづつ距離を詰めて撮影した。
 キアシシギ

 (図鑑登録)

 今回で居そうな場所が分かったので、こまめに来ようと決めた。
 今日は、14時過ぎの迎えである。それで、昼食は抜くことにした。
 遠くの方でミサゴのような鳥が舞っている。しばらく見ていると、急降下し水面に水しぶきが立った。飛び立ったところを見たが、何も掴んでいない。失敗ということか。懲りずに、まだ舞っているので、今度はレンズで追いかける。しばらくして、またザブンと水しぶきが立ったが、今回も空振りであった。一枚撮る。

 自宅に戻ったら15時を回っていたので、日課の昼寝も出来ない。午後からは暑い日になった。

■「小説の書きかた」(須藤靖貴著、講談社、2015年)を読む。
「小説って主観と客観のせめぎあいなんだ。」
「練習を観てると、わたしもがんばらなきゃ〜」
「小説って人の挫折を描くもんだろう。」
「一日一食主義なんだ。夕飯だけ。」
「夢があなたを捨てたのではない。あなたが夢を捨てたのだ。」