サクラ....サク

■サクラ....サク
 日々、朝から忙しい。帰省中の三番目がバイトしているので、家人を職場に送り届けた後、バイト先までの送迎がある。今日は、それに加えて病院と市役所の手続きが加わり、やっと終わったのが昼近く。さりげなく、郵便受けを確認すると、ダイレクトメールと選挙運動の封筒など来ている。
 今日が試験合格発表日であることは知っていたが、葉書で判断しようとしていた。午前中の配達で来なかったので、やっぱりかと思いながらメールを開く。
 そうすると、造園学校時代のNさんより祝福メールが入っていた。慌てて県庁のホームページを確認したら、番号はあった。結局21名受験して15名合格というところであった。

 ○ 陽は昇り庭の一隅サクラサク   禅智
 夕方の迎えの時刻まで市内の公園を回り野鳥観察を行う。稲荷公園では、新幹線の下が広い駐車場になっていて驚いた。



■「新・作庭記」(丸山健二著、文藝春秋、2009年)を読む。(その4)
「〜庭を本気でやろうとするのなら、絶対に楽な方法に手を出してはいけないということだった。とりわけ除草剤などもってのほかである。」
「地球規模で考えたならば、駆除しなければならない唯一の害虫は人間であるという答えを出さざるを得ないだろう。」
「病院のカモにされ、他人の善意にすがってまで生きる価値があるとは到底思えない。」
「風通しをよくするというのは、ほかの植物にとっても必須の条件であり〜」
「世間の波に乗ることがそれほどまでに重要なことなのか。」
「その世界が本当に好きならば、その世界へ入って飯を食うことを考えないほうがいいだろう。」
「〜美意識の低い、植物の何たるかも知らない客に限って口をはさみたがり、どこかで聞きかじった知識と〜どこかで一瞥した光景をたたき台にして、〜現実とかけ離れ過ぎたイメージを振り回し〜」
「生は死のうちに流動し、死は生のうちに流動している。」