木陰

■木陰

 今日は暑くなりそうだ。家人は自転車で通勤し、子供はまだ帰ってない。今日も予定がない。こういう老後を楽しみにしていたのであるが、何の影響か分からないが理想に近づきつつある。

 さて、最初にやることは散歩である。暑いので木陰がある公園をサーフィンする。やはり、県立の公園に限る。ここは、遊歩道の両側に立木しているので、太陽がどの方向から射していても木陰はできそうだ。午前中で5千歩は行きたい。

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 サンダル履きで、汗が出ないように木陰を選んで歩く。植物には関心が無く下を見ながら歩いていると、マスクが落ちている。使い捨てマスクであるが、未使用の様だ。

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 歩きながら考えることは同じである。”豊かな生活”とは何だろうということである。まだ、流動的であるが、今のところは、1.質の高い睡眠が得られること 2.肉体的、精神的、社会的に安定していること、ぐらいであるが、まだ考えなければならない。昔から好きだった、哲学の世界かな。

 この公園は一週2kmほどあるので、2週すれば十分である。涼しい風に気分よく歩いていると、またマスクが落ちている。

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 こっちは、使用済のようだ。

 ゆっくり歩いていても汗ばんで来たので車で休む。車も木陰に停めることが出来た。窓を全開にすればいい風が入ってくる。このまま、眠ってもいいが、用事を思い出した。先日、家人からの買い物指令メールで、モン何とかの焼きそばを買って来いと云う内容に対して、間違えてラーメンを買ってしまったのでリカバリーである。スーパーを回る。無い。2軒目も無い。仕方がないので、ドラッグストアに入ったら、置いてあった。特定の銘柄の品物は買い回らなければならず苦労するね。

 昼は暑かったが、ラーメンにする。生ラーメンは2食入りなのでもう一食残っている。タケノコがあったので、ソテーして乗せようと先に焼いた。味付けは塩コショウだけである。肉も一パック、野菜も一袋全部使い、作った。

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 旨すぎる。もう店のは食べられなくなるね。今回からニンニクを変えたのが良かったのかもしれない。

 午後からは、フトンを取り込まなければならず15時まで昼寝である。そして、夕方近くを散歩する。1万5千歩ほどになった。

 チガヤが群生していた。

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■「彼女が大工になった理由」(ニナ・マクローリン著、エクスナレッジ、2019年)を読む。

「私たちは生来変身するようにできており、物はいつもそれではない別の何かになろうとしている。」

「~紙媒体がガス欠を起こしつつある~」

「脳みそがどんどんだめになっていった。」

「予定は真っ白、毎日が空っぽだった。」

「海を見ずに一生を終える人も中にはいる」

「人間も含め、世の中すべてのものが、毎秒衰えていく。」

「過去は、次から次へと連鎖して起こる切れ目のない出来事の鎖によって、現在と結ばれているのだ。」

「もう一度やれ。もう一度失敗しろ。よりよく失敗しろ」

「いざとなれば蕁麻疹が出る。これはまずいというときには、体が教えてくれてるんだ。」

「ぼんやりしているだけで祝福される」

「道が分かると、見るのをやめる」