セツブンソウ

■セツブンソウ
 先日、山の会で企画が立った。この時期は、アイゼンを履いて山歩きか、腰ラッセル登山かと思ったが、セツブンソウ探しの企画であった。
 セツブンソウは地元には咲いていない。環境省レッドリストで準絶滅危惧種(NT)に指定されている。これは貴重な体験になるということで即申し込むつもりでいた。が、申込む時に、企画が削除されていた。しかし、その後、個人企画として1名分の座席があるということでお誘いがかかった。
 果たしてあるのかと思っていたが、群生地であった。

 なんとありがたいことに自生のフクジュソウも咲いていた。フクジュソウだけでも見に行く企画もあるのだから、これは儲けたね!

 まだ、小さいショウジョウバカマも可憐である。今年初見であった。

 セツブンソウの写真は何枚か撮ったが、これが一番かな?

 山の中なので野鳥も啼いていたが、ヤマガラのみ撮れた。

 十分堪能した後、次の目的地へ向かう。電車と並走する場面があったが、この電車に電線はない。ディーゼルエンジンらしい。これでも電車と言っていいのかね?

 次の目的地の鍾乳洞に到着し、集合写真である。三脚を忘れて来たのでここに、自分は写っていない。いつものメンバーである。最近の傾向として女性が多い。

 ここの名物の一つは1,000円かかるが木製のトロッコで入り口まで運んでくれる。なかなか風情があって良かった。鍾乳洞は真っ白かと思ったが褐色であり、珍しいのかな、などと思いながら狭い通路を進む。何とか撮影できたようだ。

 昼時刻も過ぎ小腹が空いて来たので、昼食である。何がいいかと検討するまでもなく、手打ちそば屋さんになった。専門店だけあり感動の腰と味であった。

 ここまでの計画はあったが、後は帰りながらどこかへ寄って行こうとなった。誰かが、市内観光と言い。それに決まった。ここは、お祭りで有名であるが、古い街並みもきれいに保存されている。春らしい風に吹かれながら癒されたひとときであった。

 街の真ん中に流れているのが、吉田川である。野鳥が飛び交っているので、撮影に挑戦したが、遠いことと逆光でなかなかうまく撮れない。これは、カワガラスと思って撮ったが、背中に一部白い部分が図鑑にはなく自信はない。

 街中では、食品サンプルの工房やお菓子屋さんを見学したりした。杉玉ならず、玉があった。何の実だろうか?聞けばよかったと後で悔やむ。

 キセキレイも盛んに飛んでいた。

 運転はヨモギさんが全工程担当され、ピックアップもしていただき感謝したい。今日も、10人乗りのハイエース・レンタカーでゆったりと楽しい大人の遠足であった。
 帰りの駐車場では、おぼろ月が出ている。もう春本番である。