樹の学習

■樹の学習
 今日は真夏のような暑さである。家人が同窓会で高岡に行くので車は使えず。山に行けば気持ちがいいだろうと思ったが、電車で行くには金がかかるし、歩いていくには時間がかかるので、やめた。
 こんな日のために、取っておいた行事?がある。日本庭園での樹の学習である。
 城址公園の中に日本庭園がある。樹以外にいろいろ学ぶことが多いが、まずは樹からである。日焼け止めを塗り、図鑑も持って徒歩で向かった。
 しかし、暑い。到着したとたんに400ccほど一気に水分補給をした。
 この庭園は、植栽してあるので、自然の樹木以外に自生していない樹木や園芸種も多いだろう。作庭家の意図などが分かればなおいいがと同定を試みる。
 やり方はいたって簡単である。歩きながら目に入る樹木を全て確認するのである。
 そして、なぜその樹木なのかを自問自答しながら進むのである。庭園の中はすぐ近くで見ることが出来るので鋸歯や毛の状態が分かりやすい。5m以上の目視では確認できないところの花や樹を見て○○だと断定する人を私は信用していない。自分だったら90%以上確実でも、近くで見なければ分からないと応えるだろう。もしくは、○○か、○○か、○○の可能性があると応えるだろう。
 サザンカ、イロハモミジ、モッコク、サルスベリラカンマキ、ヒイラギナンテンアスナロ、シナレンギョウ、ウメ、ナンテンソメイヨシノシダレザクラ、スギ、クマシデ、キンモクセイヤマボウシドウダンツツジ、ガマズミ、ウラジロガシ、コバノミツバツツジ、メグスリノキ、ハウチワカエデ
 ここまでで、8分の1位だろうか。分からないのもあった。ツツジの仲間であることは分かるが手持ちの図鑑にない。ネジキの花のようにスズラン状の花が咲いているが、先端が赤く探すのを諦めた。
 シデはクマシデであった。葉柄が赤いのでアカシデと考えていたが、葉の大きさ、側脈の数が20以上もありクマシデであった。
 ハウチワカエデかコハウチワカエデか迷った。葉身と葉柄の長さの比で決めるというので、手で触れる位置に無いと分からない。
 作庭者の意図として、推定であるが、アスナロやハウチワカエデやクマシデを移植してあることから、科の中の最高位の樹木を移植して豪華さを演出しているのではないかと考えた。
 第二回目に続くかな?

■「青春の彩り」(鈴木健二著、サーゾー、2016年)を読む。
ローソクを立てて、その光で本を読む、これをロー勉と言う〜」
「〜小さい頃の友達っていいよなあ」
「人間にとって一番大切なのは、人の心を思いやる優しさなんだからな〜」
「ボランティアなんて、目立たないように、ひっそりやるもんじゃないかな」
「人間にも社会にも、常に静けさが大切なのです。」
「インドを植民地にしたイギリスが、インド人に教育を施さない政治を取った。」