田尻池

■田尻池
 昨日とは打って変わり、朝から秋晴れのいい天気である。朝一番の指令はゴミ出しであった。そして、家人を送った後、草むしりであった。収集時刻は過ぎていたが、収集車が来てないので、一袋分の草を追加する。
 今日は車が使えるが、なんとなく気だるくどこへ行こうという気が起こらない。
 昼食後、新たなエネルギーが湧いてきたので、温泉へ行くことにした。割引券がある。目指すは古洞温泉である。移動中に、冬鳥のことが頭に引っかかり、昨年けがで北帰行できなかったハクチョウはどうしているのかを見に行くことにした。その後、どこかで発表されたのかもしれないが、自分の中では今年の春のままである。
 田尻池には水が張られており、オギが咲き乱れている。湖面にはカルガモしか確認できなかった。白鳥であれば見落とすはずはない。遠くに潜っている鳥が確認できたので、撮ったが、やはりカイツブリであった。ここで、見たのは初か!

 毎年抜かれる水が張られていたことから、元気になって餌場に行っているのであればいいが、と思う。
 古洞の森に向かう。温泉に入る前に天文台まで往復と考えていたら、スマホがなり、「何か買って来い!」というメッセージが入る。三番目は神奈川の大学まで自宅から通学するので、半年はほとんどいることになる。急ぎ、戻りそのまま昼寝であった。

■「木を知る・木に学ぶ」(石井誠治著、ヤマケイ新書、2015年)を読む。
「幹の直径が1メートルを超えるような大木は、98パーセントが死んだ細胞でできています。」
クスノキの葉が明るい緑なのは、1年ほどで葉を捨ててしまうため〜効率の良い光合成を維持することができる〜日本に生える広葉樹のなかで最も太くなることができます。」
クスノキやカエデの先端の枝は、5年ほど樹皮が緑色を保っています。これは枝でも光合成をしているためです。」
「〜ツバキのほかに鳥媒介の木は見当たりません。」
「花色が赤いことも、下向きに咲くことも鳥媒介の証拠になります。」
「土の中にある木の根は、土の粒子の隙間にある空気で呼吸をしています。」
「根をカバーしてくれる菌糸は、寒さや乾燥に対する保護効果を高めます。」
「オニシバリ〜冬に葉をつけて夏に落葉してしまう〜」
「私たちが食べているマツの実はチョウセンゴヨウマツというゴヨウマツの種子です。」
「イネ科植物はケイ素を多く体に取り込み、乾燥に強い性質を身に付けました。地球環境は乾燥化に向かっているようです。」
「ヒイラギ〜食害対策として葉に鋭い刺を持ちました。〜上の枝につく葉には刺がありません。」
「アオスジアゲハはクスノキが食草です。」
「高級楊枝に使われるクロモジというクスノキ科の低木も、枝の材が甘いよい香りがします。じつはこの香りはシカの食害を防ぐ香りなのです。」
ツツジとサツキ〜目安としては雄しべの数で、サツキは5本、ツツジは大半が10本です。」
「カヤの実から搾った油には、パミルチン酸、オレイン酸ステアリン酸リノール酸などが含まれています。〜カヤの実は強壮長寿の仙薬とされ、実の常食は高血圧の予防や治療によいとされ、腰痛や頻尿の改善に効果があるそうです。」
「〜北方変種がヒノキアスナロ(ヒバ)で、南方変種がアスナロです。」
「ヒノキチオールは台湾統治時代にタイワンヒノキから抽出されました。名前にはヒノキとあるのにヒノキには含まれていない。」
「木は8月に切れ」
「桑茶政策」