無題

■無題
 今日もいい天気である。金沢で父兄懇談会があり家人と三番目は朝一で出かけた。昨年は自分が出席している。豪華な昼食が出るのでこれが一番の狙いだった。
 昨日、マックドの割引券が新聞に折り込んであった。しかし、その前の割引券が使い切っておらず、そうはいらない。しかし、家人は職場で8枚持ってきた。
 昼食は外食である。街中を歩いているとのぼり旗が立っている。吉野家はなまるうどんのコラボ企画で定期券発売という。昨年、造園学校の時にははなまるのテンプラ定期券に大いに助けられた。なにせ、テンプラが無料になる。それも1ケ月ほど。
 これでテンプラうどんが130円で食べることができた。今回は牛丼80円引きが加わる。ついでに牛丼を食べて定期券を買った。肥満が治らないので医者に昼食を抜こうかと相談したら、それは相撲取りのやり方ですと却下であった。それなら、少しだけ食べることができるので定期券が大いに助かる。
 さて、本でも読みに行こうと考えたが、今日は土曜日なので混んでいるので敬遠したい。自宅に帰っても眠るだけなので、帰り際に自宅から徒歩5分ほどのコーヒーショップに立ち寄る。なんと、ここはガラガラである。こんな時に限ってマイカップを持ってきていないので、トールサイズで2時間過ごせた。新しい発見であった。
 窓からは、見事に剪定された、イロハモミジかヤマモミジ、ヤマボウシ、羽状複葉で先端が尖って鋸歯がある木(エンジュは鋸歯がないし、ナナカマドにしては葉が大きい)に秋風がなびく様は、ひとときの読書の疲れを癒してくれる。
 そして、昨日は温泉に行けなかったので、スーパー銭湯に行くことにした。3時間ほど入っていたので、元はとったろう。ヤマモミジに反射した湯面がかげろうのように揺れている。カシの木があった。ウラジロガシであった。図鑑ではシラカシウラジロカシは分かりにくいが、現物ではウラジロガシの裏の白さは真っ白で容易に区別が付くことが分かった。
 受付に、ザルに入った栗の数を当てるクイズがあった。200個と読んだが、回答用紙には2,000個と書いてしまった。何の病気が進行しているんだろうねえ!

■「無情の神が舞い降りる」(志賀 泉著、筑摩書房、2017年)を読む。
「死の不安にだって人は三日もすれば慣れる。」
「そう、どうせ人は死ぬのだ。」
「怒るのは不安だからだ。不安に押し潰されまいとして怒るのだ。」
「人の善意ほど厄介なものはない。」
「インドで孔雀は神様の鳥なんだよ、コブラやサソリを食べてくれるから〜」
「〜自分を嫌う人間にまともな人生が送れるわけがなかった。」
「間違った未来なら失ったほうがいいと思いませんか?」
「芸能人とか慰問にきてワイワイ騒いでハイさよならの繰り返しでいいわけ?」
「本当に大事なことは情報からこぼれ落ちてしまうものにこそあるんじゃないか。」