期日前投票

期日前投票
 今月22日は山仲間によるイベントが企画されており投票ができないため、期日前投票にしようと考えていた。
 今回の選挙は久しぶりに関心が強まっている。これまでも自分の生活にかかわる問題としてその都度判断してきたと思っている。
 記憶の範囲ではあるが消費税を上げた政党は衰退している。5%を決めたS党などは影も形もないような印象を受けているし、8%に決めた党は忘れてしまった。
 政権選択の選挙なので、詳しく各党の公約を読む。文字の裏側まで勘ぐって考える。
 自分の今の考えでは、少子高齢化が著しいスピードで迫っており、これは成熟社会ではないだろうか。そして、ど素人の暴言ではあるが、成長、成長、働け、働け・・の政策には、なんか自分の見ている世界と違うなあと考えざるを得ない。そう活躍できないのではないか。
 消費税を2%上げて借金返済と書いてあるが、たかが毎年2兆円返しても何百年で返済するつもりだろうか。立法府なのだから、国債の利息停止法案などを成立させ、全て日銀引き受けにすればいいのではないだろうか。日銀にお金が無くなったら印刷すればいい。
 それでは、M2+CDが増えてインフレになるというが、インフレターゲット政策をとっているのなら、その範囲でやれないか。金融機関の半分は無くなるかも知れないが、そのくらいの覚悟を見せて欲しい。政策がチマチマして支持できないなあ。
 野党はどうかとみているが、口当たりのいい文言を並べたり、自分の国を自分で守ろうとしないと思えるような政党もあり、検討する意欲もない。他国から侵略されたときに、憲法9条戦争放棄があるので、帰ってくれと示して、ああ、失礼しました撤退しますという侵略者がいるとでも思っているのだろうか。話し合いの外交の背景は軍事力次第というのは国際的な常識の範囲である。
 自分の生活を真面目に考えて、政治に関心を持って考えた結果、この人たちに自分の将来を任せるわけにはいかないと判断せざるを得ない。
 訳の分からない評論家が、投票率の低下をとらえて、政治に関心を持ちましょうなどと、としゃべったりしているが、投票しなかったり無効票を投じたりする原因を作っているのは今の政治ではないだろうか。
 また、A党かB党という択一問題にしてマスコミなど盛り上がっている。まあ、売れたり視聴率があがって儲かれば後は知ったことではないマスコミのことだ。自分はさめた目で選挙結果を見ることになろう。この他にもう一つ、棄権という選択枝もある。
 ガソリン代と面倒な手続きなどに1時間ほどの時間を費やしたが、期日前投票所へ行き自分の将来の事を憂い断腸の思いで白票を投じて来た。

■「剪定」(上条祐一郎著、講談社、2016年)を読む。
「剪定は毎年行うのが基本ですが、一年おきに行うと〜根の一部が死んでしまう〜」
「木が大きすぎると思ったら、毎年少しずつ小さくしていく方法がベストです。」