絶滅危惧種

絶滅危惧種

 昨日の樹木医講演会では、久しぶりに高度な話に脳がフル回転であった。サクラ属の見分け方は写真を何枚も撮って来たので、整理して自分の肥やしにしよう。講演会の一般受付に名前のほかに住所かと思っていたが、所属団体名を書かなければならないことが分かり手が止まった。前に書いてあるのを見ると、さくら守りの会など立派な団体名が書いてある。自然解説員と書こうかと思ったが、先日協会を退会したので書きにくい。フォレストリーダーというのも、何か違和感がある。森林インストラクターも目立った活動はしていないしと考えていると後ろに他の人が着いているので、森林インストラクターと書いた。

 造園学校の先生が二人とも樹木医であったので、一時は樹木医を目指そうと考えたこともあったが、講習会への参加資格に、樹木の研究や保育などに通算7年の実務経験証明書が必要であり、自分には無理である。ちなみに剪定作業は該当しないとされている。その結果、9割以上が造園関係である。職芸学院の卒業で実務経験が1年になる。いずれも、この年齢で新たに行うには手遅れであろう。それと言い訳がましいが、昨日の事例発表を見ても力仕事であることである。昔の年齢の70代相当だと自覚しているので、無理であろう。加えて、造園関係以外で取得しても仕事がないと考えている。弱った木を多大な金額を投じて再生させようとする人などいないであろう。多くは切り倒して欲しいということになる。自分は問題が少ないという場面では、造園屋の顔を出しているので、先日も樹木伐採の話が来た。自分では無理なので知り合いに頼んだら、謝礼をいただいた。樹木医の仕事は天然記念物のような木や公園の木しか該当しないであろう、と当時考えていた。

 いずれも、受験出来ないことへのやっかみである。

 昨晩は、22時前に寝たようだ。ということは10時間ほど寝ていたことになる。自分の支持する肥満解消方法は寝ることである。食べ物を制限して体型を保っている方は、高い確率で幸せそうには見えない。これに対し、ポッコリお腹の方は、同胞の親しみもわき、好きなものを好きなだけ食べているようで、幸せそうに見える。これも、痩せないことに対するやっかみである。

 家人が起きて、パンの買うように指令が出る。言わずと知れた高原町のパン屋さんである。顔も洗わず出かける。雨が強い。焼きたてのパンを買う。豊かな朝食後、セカンドオフィスへ向かう。今日は午後から絶滅危惧種セミナーがあるので、家人に送迎を頼んでいる。

f:id:zen_chi:20190608172326j:plain

 セカンドオフィスで注文したら、マイカップはどうされたのですか?と問われる。もう、顔は覚えられたようだ。9時前なので、土曜日にも関わらず一人しかおらず静かである。いつものように、カフェオレにして、ボーッとする。

 大きなガラスの前というのは、自然が目の前にあるようでいい。今となっては手遅れであるが、自分の書斎を持つとしたら、大きなガラス窓があることが理想であると考えていた。現在、セカンドオフィスにて疑似体験が出来ていることは、ある意味理想に近づけたことで幸せなことかもしれないなぁ。

 昼に帰宅後、昼食を作って家人に送迎を頼んだら、雨が上がったので自転車で用事を済ますということで車で講演会場へ向かう。

 やはり、顔見知りが多い。見ず知らずの方から挨拶されたが、思い出せない。

f:id:zen_chi:20190608172339j:plain

f:id:zen_chi:20190608172352j:plain

 生物学会主催の講演会で内容は盛りだくさんであり、専門的な内容で理解は出来なかったが状況は少し分かった。それは、調査費がないので、関心のある方の無償奉仕に頼らざるを得ないことである。そして、ある種が絶滅しても誰も困らないという演者の言葉が印象的であった。