公園

■公園
 昨日の天気予報では午前午後と晴れになっていたと思っていた。カメラを持って家人を送り届け、その足で山へ行くことにしていたが、ポツリポツリと降って来た。天気予報をいい加減に見ていたようで、記憶に残っているのは一昨日の予報だったのかもしれない。しかし、西の空が明るいので家には戻らず少しの間、コーヒーショップで待機する。
 ガラス越しに街路樹が見える。強剪定されているが、若葉が出始めたところである。なんの木でもいいが、なんだろうと目を凝らす。樹皮からはスズカケノキの仲間では無いようだ。小さな葉を見ると大きく3裂であるのでフウの仲間だろうと判断する。何気なく視線を落とすとドウダンツツジも咲き出したようだ。店の周りに植栽されている。サラサドウダンならいいのになどとつまらないことが頭によぎる。
 青空が出始め日差しもあったので、山へ向かう。30分はかからない。暗い林道を走りもうすぐ登山口だと考えていると、残雪でアウトであった。

 例年ならまだ早いことは理解していたが、今年は暖かくなるのが早いのでもしかしたらと考えていたが、まだであった。例年ならGW前後に除雪されると考えている。
 途中にミズバショウの群生地があったので、気休めで撮る。

 悪路の林道を下り、途中公園を回ってくる。野鳥は、ホオジロカワラヒワしか撮れない。蝶が舞っている。何気なく撮って確認すると、ヒメアカタテハではなかろうか。ここで図鑑登録になるところであるが、野鳥以外は開店休業状態なのでノーアクションになる。

 帰宅すると昼を回っている。きゅうりの醤油漬けを上げた。今回は今までで一番おいしく出来上がった。砂糖を少し多く入れたのが良かったのかも知れない。10日は持たせたいなあ。昼食は、スパゲッティーを茹でる。最近、外食をしようという意欲がなかなか湧かない。高いしあまり美味しいとも思わなくなった。
 夕方、公園のベンチに腰掛ける。風が気持ちいい。空は筋雲、もうすぐ日が暮れる。

■「まぬけなこよみ」(津村記久子著、平凡社、2017年)を読む。
「もう大人になったから諦めを知ったし〜」
「あと何回観られるかわからないから毎日花見に行っている」
「〜ある年齢を超えたら、人は花が好きになってしまうことは間違いない。」
「〜歩くことによる気持ちの浄化の作用〜」
「薔薇って書けますか?」
蚯蚓(みみず)〜蜥蜴(トカゲ)〜小説家として漢字が読めないのはいけないだろう。」