大鷲山下見

■大鷲山下見
 思い返せば昨年の結の小舎までさかのぼる。加入している山の会の忘年会があったが、その場で一年の登山予定を決めましょうという流れになった。この時に自分が提案したのが、4月の大鷲山であった。くさのさんは登頂経験があり、なんとなくいっしょにやりましょうという雰囲気だったと勝手に思っていた。そのため、二人で幹事役になった。参加希望者が10名近くなので、ここはしっかり下見をする必要がある。
 下見は日が限られており、どんな天候でも実施しなければならない。数日前の天気予報では、大雨となっており、ゴルフで使用していた雨具を準備する。1回しか使ってないので新品同様である。
 ところが奇跡か神がかり、朝から晴れ間が出ており、夕方まで雨は降らないという。まったく日頃の行いが悪いにも関わらずラッキーであった。
 ここは、駐車場の工事をしており、自分の持っているガイドブックでは平成27年には終わることになっているので、まずは駐車場の確認である。ここで、くさのさんが本領を発揮される。グーグールで確認され、10台ほど停めることができそうだ。
 いよいよ、海抜ゼロメートルから標高817mの大鷲山登山下見が始まる。標高差が921mになっているのは、途中で下りがあるということである。
 6時50分にピックアップしてもらい、8時10分に駐車場に到着する。
 ここから数分で登山口に到着する。

 ガイドブックによれば、登山口から30分ほどの鉄塔までがこの山域最大の急登であると書いてある。確かに急登である。しかも、泥なので滑る。数日前から晴天が続いており、登山道は乾いていたが、それでも日陰の場所などは湿っており滑る。
 ここは野鳥が濃い。ここと烏帽子山はバードウオッチングのポイントである。
 さっそく、メジロであった。

 8時40分に鉄塔に到着する。大汗である。上着は脱いだ。
 しかし、この後は綺麗に整備された登山道である。傾斜は普通であろうか。

 9時10分 標高300mぐらいのところに休憩場所があったので一休みである。くさのさんからイチゴを振る舞われる。

 休息後の登山道もいい雰囲気であった。
 ギフチョウも何頭も飛んでいる。止まったのを撮る。

 途中に見晴らしのいい場所があったので、海岸を撮る。普通の山ではこういう風景は見ることができないだろう。

 まったく快適な登山道である。

 花はユキツバキ(又は、ユキバタツバキ)やイワウチワが咲き誇っている。オオバクロモジも多かった。

 もうすぐ半分の林道との交差点という前に雪が現れたが、自分の体重でも沈むことはなく、返って歩きやすかった。

 10時5分 林道との交差点に着いて、5分ほど休憩である。

 烏帽子林道はまだ多くの積雪が残っている。雪が無ければここまで車で来ることができる。

 後半戦の登山口である。後2kmと書いてある。

 ここからは、イワウチワの群生があちこちにある。

 野鳥も濃い。これはヒガラである。

 11時5分 標高700m時点で雪渓は現れる。少し傾斜はあるが、靴で十分である。少し、キックステップをすれば安心である。

 11時20分 標高760m時点から残雪が現れる。ここも靴で十分であった。雪が入るのを嫌う方はスパッツがあれば鬼に金棒である。


 ここからずっと残雪である。


 シジュウカラがいた。

 もう一息と残雪の登山道を登る。おそらく、夏道ではなく、冬道でトレースがあるものと考えている。直登である。


 11時40分 登頂である。

 下山は思いのほか時間がかかった。ところどころに急登があったので、これが急降下になる。また、登り返しも何か所かあり、トーンダウンであったり、そして何回も滑った。これは、雨天はだめだろうと思いながら下っていた。
 12時40分 烏帽子林道交差点
 コガラもいる。

 13時50分 鉄塔
 14時20分 登山口
 14時23分 駐車場
 思いのほかきつかったね。帰宅後腕が痛いことが分かる。下山で体重を支えるために腕で捕まっていたからだと分かった。
 さて、来週本番である。天気はどうか?