男性料理教室(第一回)

■男性料理教室(第一回)
 今日は料理教室である。約10年前の計画では、調理師免許も取れる学校へ行っているはずであった。近くにあるので、学校訪問もしたし、説明もきいたし、60歳以降の人も数名いるとも確認していた。しかし、半日2年間が拘束されることと、授業料金が払えないということで、レベルを落として町内の料理教室で我慢していた。
 これが、3回で終わるので基本的なことは身に付かない。あれこれ考えていると、何かで一年を通しての料理教室があることを知り申込んだ。申込むと倍率が高く抽選になるという。まあ、外れたらそれでもいいという気持ちであったが、先日選考された案内が届いた。月に2回で年間20回である。有料であり1回千円になる。
 場所は徒歩10分もかからないので、歩いて行く。なんと、行事が5つもある。ちなみに、フォレストリーダーも今日実施されるが、身体は一つしかない。

 この料理教室は、火曜日がAグループで水曜日がBグループで、それぞれ18名である。年齢的には自分より上の方ばかりのようであった。今回で7年目というが、3年間、4年間継続して参加されている高齢者もいたことは驚きであった。しかし、大半は自分と同じ初めてであった。名簿も渡されたが、連絡先に携帯電話番号が書かれていたのは自分だけであった。

 最初は講義というかレシピの説明があり、お手本を示される。


 新しく聞くことも多かった。主菜とは動植物性タンパク質のおかずで、副菜とは野菜中心のおかずという。また、フライパンを冷たいうちにする場合と熱くしてから行うものがあるとのこと。
 生徒で実施するが、2名ペアになり、主菜担当、副菜担当、汁物担当と毎回ローテーションさせるという。
 自分達の班に経験者がおられ、仕切ってもらえたので楽であった。

 作業の途中でも先行している班で集合がかかる。造園学校の『集合で〜す』を思い出す。錦糸タマゴはいままで失敗したことがないという方法を伝授された。
 自分は錦糸タマゴに挑戦する。

 なんと、失敗であった。これには、先生の方が驚いておられた。しっかり、やり直しになった。流石に2回目は上手くいった。

 最後にドレッシングを作るが、この意味は仕上げるという意味であることと、ドレッシングを店で買っているのは日本人だけだということが分かった。
 錦糸タマゴを切っていると経験者の方から上手く切れていると誉められた。
 最後は皆で会食である。置く場所もしっかりチェックされた。

 これで、800円か、と少し高いなあと考えていたら、家人の職場の料理教室でも一人千円ほどかかっていると聞いた。
 生きづらい世の中になったものだと思ってしまう。