八幡平

■八幡平
 年頭で今年の登山を10座と決めていた。5月から9月まで2座づつ登れば達成できる計画であったが、5月が自分のせいで駄目になりナントカリカバリーをしながら9月を迎えた。もう登山も最終局面になりこんな時のために取っておいた非常用の山というか平原というか、八幡平にした。
 全国の天気予報を見ていると秋雨前線が居座って中央は雨覚悟になる。その点、東北は大丈夫である。もう少しで雨など気にしておられない登山になるが避けれるときは避けたい。
 天気予報通り、山形県までは大雨であったが、秋田県に入ると青空の中に雲がぽかりと秋空になっていた。こういう季節を望んでいたのであった。気分はホクホクであった。途中、昼食に道の駅に入ったが、自販機のおつりを取り忘れるというアクシデントがあった。
どうも食券と同じ場所におつりが出て来るものと考えていたようだ。集中力が失われている。
 20時ごろ登山口に着いたが、予定していた無料駐車場にロープが張ってあり、おまけにガスがひどくて視界20mほどなので数キロ戻ってスキー場の駐車場に停める。1台が既に止まっていた。翌日は登山道が見えたら直ぐに歩くことにしていたので、スマホのアラームを5時にセットして眠りについた。
 しかし、あまりの寒さに目が覚めた。3時40分であった。タオルケット一枚しかもって来なかったので、3枚着こんでもう一眠りであった。
 5時に起きて駐車場に向かう。有料でもいいかとそちらに行くと数台が止まっている。
 駐車場にはバス用のエリアもあるので、大勢の方が来るんだろうなあ。
 駐車料金は500円であるが、どこへ払えばいいかわからず、朝食もとらずに登山口へ向かう。
 ここは、岩手県秋田県の県境のようだ。

 登山口の標識があった。

 コースタイムは1時間であるが寒いのでペースを上げて体を暖かくしようとした。道は石畳で整備されすぎであった。

 今日は周回コースで考えており、まずは頂上を目指す。

 ナナカマドが紅葉している。

 太陽が昇って来て最高の天気であった。標識にはオオシラビソとなっていたが、自分がみるとシラビソのように見えた。

 ここは、登頂を極めるよりも沼や平原を楽しむらしい。沼を撮る。

 オオシラビソの林分がきれいであった。てっきり自分が一番乗りだと考えていたが、既に登っておられる方がいたのには驚いた。

 登頂である。


 周回コースで下山するが、ガスってきた。
 メガネ沼という。二つの沼がメガネのように見えるがガスがひどくてよくわからなかった。


 下山である。

 駐車場に戻ると有料駐車場の営業時間は8時30分からになっている。6時を回ったところなので、払わずに出た。

 ここは、国道沿いに駐車場があるので広くていいが、ガスがこの状態であった。

 途中ビジターセンターがあった。ここは、トイレ付であったが、長時間駐車はダメと張り紙がしてある。ここで、ゆっくり朝食をとる。

 あまりにもいい天気だったので、思わず車を停めて景色を撮る。

 帰路、昼食であるが有名らしいラーメン屋さんがあったので入った。
 じょうゆワンタンメンである。やはり地元の方が口に合っていた。