上高地

上高地

 別の山の会で企画が立った。上高地散策である。登山ではないということで、参加させていただいた。

 メンバーは花爺さんとみみな草さんとぜんちの3人である。ルートは、梓川周辺の遊歩道を植物を見ながら歩くということであった。田代橋と明神橋の間を往復するような感じである。最初のスタート地点の帝国ホテル前で下車する。

f:id:zen_chi:20190609194107j:plain

 さっそく、何かを見つけたようだ。ここには、地元にない植物もあるので興味深い。ちなみに、花爺さんは、植物図鑑を監修されており、みみな草さんとの会話は、お経を聞いているようであった。

f:id:zen_chi:20190609194138j:plain

f:id:zen_chi:20190609194123j:plain

 確認した全ての植物の写真を撮り記録に付ける。なかなか信念が無ければやれない。二人は下を向いて観察しているのに対して、ぜんちは、野鳥観察としゃれていた。たくさんの野鳥が鳴いているが、いつものようになかなか見つけることはできない。

 🎶上を向~いて 歩こうよ~

 f:id:zen_chi:20190609194154j:plain

 樹木も同定されているが、今の自分で全ては分からず。
f:id:zen_chi:20190609194123j:plain

 ニッコウキスゲがもう咲いている。

f:id:zen_chi:20190609193650j:plain

 写真を撮ったりスマホで確認したりと熱心である。この姿にこころを打たれた。

f:id:zen_chi:20190609193747j:plain

f:id:zen_chi:20190609193824j:plain

f:id:zen_chi:20190609194002j:plain

 ヒガラがやっと撮れた。

f:id:zen_chi:20190609193356j:plain

 ムシクイの様である。

f:id:zen_chi:20190609193329j:plain

f:id:zen_chi:20190609193432j:plain

 雨が心配で、12時から雨予報なので、先に集合写真を撮っておこう。思ったよりも人手が多く。流石に観光地という感じであった。これまでは、上高地といえば、槍・穂高登山の登山基地としての認識が強かったが、観光地としても一級品であろう。

f:id:zen_chi:20190609193503j:plain

 こっちは、コイワカガミである。多くの方が撮影しておられた。

f:id:zen_chi:20190609193116j:plain

f:id:zen_chi:20190609193140j:plain

 明神に到着である。ここで、昼を食べる。

f:id:zen_chi:20190609193206j:plain

 ヒメオドリコソウは雑草の如く地元でも生えているが、これはオドリコソウである。

f:id:zen_chi:20190609192845j:plain

f:id:zen_chi:20190609192901j:plain

 逆光ながらカケスを懸命に撮った。

f:id:zen_chi:20190609192916j:plain

 ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)には、初めて出会えた。

f:id:zen_chi:20190609192937j:plain

 梓川は特に水が澄んでおり、覗くとイワナがたくさん泳いでいた。

f:id:zen_chi:20190609192613j:plain

 これは、レンゲツツジと教えていただく。

f:id:zen_chi:20190609192632j:plain

 マガモのつがいがまだいる。おそらく、子供が小さいので育つのを待って北帰行すると考えている。

f:id:zen_chi:20190609192650j:plain

f:id:zen_chi:20190609192710j:plain

 全部で8kmほど歩いたようだ。河童橋前のベンチに腰掛けている。3人の共通の思いは、帰りたくないなあであった。

f:id:zen_chi:20190609192724j:plain

 この人は特に、帰りたくないと思っていたようだ。

f:id:zen_chi:20190609143246j:plain

 雨が心配されたが、降らなかった。日射しも出てくれた。しかし、あかんなだ駐車場に着いて車を走らせたとたん、バケツをひっくり返したような大粒の雨が降って来た。

 帰宅後、足が痛い。水平道を4時間ほど歩いただけなのにと、老いを感じる。