そよ風

■そよ風

 昨日病院から処方された薬セットは、2回目で治った。念のため今朝も服用したが、咳の‘’せ‘’も出ない。どんだけ強い薬なのかと思う。今後はひどい時だけ服用することにする。

 今日も予定がない。その場合は草むしりが定番であるが、外は暑い。熱中症にでもなったら大変と自分に都合のいい言い訳をして座敷に移動する。涼しい風が全身を包む。起きたばかりだというのにうとうとする。頭の中では雑念が発生し始める。

 自宅を建てる時に要望したことが3点あった。縁側、堀こたつ、屋根裏部屋である。しかし、全て却下されてしまった。このときは、縁側に寝そべり、今のように涼しい風を受けていたかった。堀こたつは、家族の中心として、屋根裏部屋は、花火を見るためであった。標準の仕様から大きく外れるのが駄目だったようだ。涼しい風が夏布団のように圧力をかけるので、起き上がれない。そして、咳が止まらず深い睡眠が得られてなかった反動からか、昼迄なごなっていた。

 昼御飯も用意されているので、一日中なごなっていても良かったけど、急にエネルギーが湧いて来るタイミングがあり、外出することにした。外は暑い。自然と最短のセカンドオフィスへ向かう。なんと、窓が空けられている。気に入った。中へ入るとエアコンも稼働している。窓全開でエアコンというのは初めてである。店内が開放的で適度な温度になっており、感動した。 wi-fiは、以前登録してあるので自動的につながる。電源のテーブルも空いている。日がな一日、ゆっくり寛ごう。

f:id:zen_chi:20190618200603j:plain

 帰宅後、草むしりを行う。きっかり一袋分である。部屋に戻ったら異変が起きた。横になっていたら、金縛りに似たような状態になる。すう~ッと落ちていくような感じである。無理に動かせば動かせるが、普通の状態での動きができない。どのくらいたっただろうか、気が付くと夕方になっていた。お迎えの前触れか?

■「蟻の棲み家」(望月諒子著、新潮社、2018年)を読む。

「このところずっと世界のどこかでだれかが大量殺人をしている。」

「~人びとが本を読まなくなって~テレビは見られなくなり、新聞は読まれなくなり~」

パワハラなしで仕事がまとまると思っているのか」

「ホームレスは今、携帯電話を持ち、清潔であることを心がけて、自分がホームレスだと認めない。」