アプローチ

■アプローチ

 今日も特別予定がない。今週は金曜日まで予定がないので気持ちはだらけそうになる。別にそれでもいい。今朝、知り合いとモーニングセットを食べに行くことになっていた。しかし、流動的で半々の確率と聞いていた。

 そこで、連絡があるまで、外で本を読むことにした。日射しはあったが、いい風が吹いてくれる。玄関前のアプローチの横に仕切りがあり、そこへ腰掛ける。本の文字は強い太陽の光ではっきり見える。

 どきどき近所の方が通る。気が着いたら中止連絡が入っていた。そして、本読みの続きはセカンドオフィスに持ち越される。外は梅雨明けのような気候である。でも、登山しようとする意欲は起きてこない。まだ、本調子ではないようだ。

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 今日のような日はエアコンより窓を開けていた方が気持ちがいいと思う。時刻は昼を過ぎており昼御飯は何にしようかと考えるが、決まらない。帰宅途中でスーパーに寄るものの、何も買わずに出る。あるもので済ませようと決める。ハムサンド、スパゲッティ、ギョウザで済ます。

 部屋の中へもいい風が入って来る。しばらく、昼寝である。16時ごろ起きて散歩する。雨が降りそうで降らない。

 郵便が届いた。ある観光協会から観光ガイドのお知らせである。ガイド料金は2時間で千円のようだ。交通費込みなので登録しないことにした。これなら、寝てた方がいい。暇な高齢者を生き甲斐と称して無償に近いボランティア活動に駆り立て、その半分ほどを搾取する手法が蔓延しているので、引っ掛からないようにしたい。

 これまでの研修内容も、名所旧跡に偏っている。これも自分の考えと合わないので、惜しくもない。詳しい資料を無償でたくさんいただいたので、機会があれば活用しよう。

 リタイア後、定職に就かずアルバイト的な労働で生活している方は多いと考えている。選択の考え方は、安くても頻度が多いのが第一である。謝礼金が多くても、年一回程度なら優先度は落ちる。ボランティアと言っても無償もしくは無償に近い業務は、長続きしない。

 帰路、何かが燃えているように感じた。庭木が花を付けていたものだと分かった。

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■「常識は凡人のもの」(藤原正彦著、新潮社、2018年)を読む。

「褒め言葉は人を成長させ、本来の力を発揮させる。」

「物書きは褒め言葉を食べて生きている」

「日本を含め世界は国益だけで動いている~」

「~請求すらできないままもみ消されている過労死は膨大と推測されている。」

「~趣味も家庭団欒も楽しめず働くだけの人生とは一体何なのだろうか。」

「~年に一度だけ外食をした。」

「~ヒラメキを得ると必ず椅子から立上がり歩き始める。」

「~現場から少しでも離れているとすっかり力が衰えてしまう。」

「バカが三人寄れば三倍バカになる」

「世界に出たら評価の対象となるのは内容であり、教養や見識である。」

「武士道も紳士道もやせ我慢なのである。」

「人は一冊の本を書くために図書館半分をひっくり返す」

「~カタカナ英語を頻用する人は~確固たる自信のない人~」

「流暢な英語と豊かな教養は両立しない」

「~四股踏み~お腹をひっこませ~」

「激しい競争社会の中で人々は大らかさを失い、騎士道精神や武士道精神、その派生物であるフェアプレー精神を失ってしまった。」

「カネが民主主義を乗っ取ったのだ。」

「凝視は攻撃行為の一つだから~」