大王杉

■大王杉

 上市町の馬場島に大王杉があることは、かなり前から知っていた。しかし、行き方が分からず他人のブログなどを調べたものの明確にはなっていなかった。フォレストリーダーのUさんが希望されており、自分も行きたかったので、くさのさんも誘って出かけた。

 行き方については、馬場島山荘に問い合わせしたものの、得られた回答は、案内板が無くなっていることと、乏しいマークであった。

 川沿いの作業道を歩いて行くと、らしいマークが見つかった。えッ!ここから?という感じであった。

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 もう少し分かりやすい目印はないかと更に先に進んだ。橋にぶつかり橋から100mほど下ということにした。

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 自分は普段着である。登山という意識はなくハイキング気分で参加した。雨が降りそうであったが、傘持参である。しかし、登り口からは登山道のような悪路が続く。一時はどうなる事かと心配したが、直ぐに遊歩道並みの道になったので安心した。

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 スギの巨木がいくつも現れて来て、どれが大王杉かと迷ったが、遂に到着した。約20分の登山道歩きであった。

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 Uさんは胸高直径を測定するという。

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 このころから雨になった。少し休息して帰路に着く。昼ごはんは、馬場島山荘で山菜うどんを食べる予定であったが、経営者が変わり今年から中止するという張り紙がしてあった。

  汗は出まいとタカをくくっていたが、アンダーウエアは汗で色が変わるほどになり、駐車場で着替えた。

 そして、少し下ったところで、山菜そばを食べる。美味しかったね。

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 久しぶりに、α-ピネンを浴び気持ち良かったね。

■「“読む”植物図鑑」(川尻秀樹著、全国林業改良普及協会、2007年)を読む。

「~硫化水素に対して耐煙性が高い~気孔数が15%しかない~」

「ナツツバキ~咲いた翌日には花首から落下する一日花です。」

「リョウブは仮軸分岐」

「カキノキ属で心材が黒色~黒檀と総称」

「~ブナ林は江戸時代以降、鉱石精練用の木炭や~製塩用の薪として大量に伐採され始めた~」

「ある植物が生産する化学物質が他の植物の生育を阻害する現象は‘’アレロパシー(他感作用)‘’と呼ばれます。」

「セイダカアワダチソウのポリアセチレン化合物」

「ヘーゼルナッツはハシバミ属の堅果です。」

「イチイ~葉の裏に白色気孔帯がない~」

「紅葉・・・クリサンテミンというアントシアン系の赤い色素、黄葉・・・カロチン類とキサントフィル類からなるカロチノイド、褐葉・・・フェロバフェンというタンニン系の物質~」