異変

■異変

 昨日は選挙番組を見ていたので少し寝不足気味である。毎回思うのであるが、開票率ゼロ%で何十人もの当確が出ることに不自然さを感じる。根拠は出口調査のようであるが、あんなもの正直に応えなくてもいいだろう。自分の興味は早いうちに当確が出て万歳を叫んだ後、逆転で落選する人の言葉である。前にあったようであるが、今回はなかった。面白くない選挙であった。

 朝起きて、うろたえてしまった。サンハンキカンの異常である。立ちくらみに近いが、今までに経験したことのない症状である。目が回り立てない。なんとかつかまり立ちでトイレを済ます。この歳になると何が起こっても驚いてはいけないと理屈では知っていても恐れおののく。お迎えは突然来るというのか。もっと、じわじわと来て欲しい。ピンピンコロリなど、あまり真面目に考えていない人のたわごとだと思っている。そして直ぐに横になったら少し緩和したようだ。

 まだ少し「ケ」はあるが、朝食後出掛けることにした。歩いて向かう予定であったが、立っているだけでも汗ばむので、20分ほど待ってバスに乗る。

 昼は、チャーハンを作る。スーパーで肉一パックに冷凍のミックスベジタブルにしいたけを入れる。最初ににんにくスライスで肉を炒め別の皿に移す。卵を溶き入れごはんと解凍した野菜を入れてから、炒めてある肉を加える。最後に調味料を加えて混ぜれば完成である。肉が多過ぎてチャーハンには見えなかったけど、味は良かった。

 昼寝をしたら日射しが出ている。もう夏の陽気である。家に居ても眠ってしまうので近くのセカンドオフィスに向かったが「CLOSE」になっていた。そこで、もう少し歩く。

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 店内は涼しく、外は明るく、音楽もいい。外のヤマボウシの葉が風に揺れるのを見ながらボーッとする。

 帰宅後シャワーを浴びる。シャワーは1日1回にしたいが、時に2回になってしまう。鏡の中には腹は相撲取並み、顔はうらびれてたるんだ皮膚の男が映っている。これは、自分ではない。断じて自分ではない。自分はもっと生き生きとしているはずだ。顔ももっと明るいはずだ。目の前には餓鬼のような腹を突き出し、虚ろな目をした死神のような男が映っており気色悪く微笑んだ。

 

■「“読む”植物図鑑」(川尻秀樹著、全国林業改良普及協会、2007年)を読む。

「アブラチャン~実際に生木でもよく燃える~」

「キブシ~雄花のみをつける雄株、雌花のみをつける雌株、両性花のみをつける両性株の三つのタイプがある~」

「~ネジキは落葉樹で若枝は赤褐色であるのに対し、シャシャンボは常緑樹で若枝は緑色です。」

「バイカツツジ~ウメの花のよう~」

「マルバノキ~紅葉しながら花を咲かせます。花弁は五枚で線形、先が細長く尖ります。」

「利休七選花~ハクウンボクヤマボウシムシカリ、ナツツバキ、シロワビスケ、オオヤマレンゲ、マルバノキ」

「~森で嗅ぐ代表的な香り成分αーピネンはスギやヒノキ林で多く、αーピネンが脳血流量を減少させ、血圧を低下させ、脳をリラックスさせるため、体の緊張をほぐすのにも有効なのです。」

「フキは草本では珍しく、雄株と雌株に分かれる植物~」

タネツケバナ(種漬花)」

オヤマボクチの葉をつなぎに使った笹だんご。」

「ウグイス~ケキョケキョケキョと鳴くのは、縄張りに侵入してきたものに対する威嚇」