呉羽山

呉羽山
 予定では登山であったが、天気が悪そうなので中止にした。しかし、天気はいいようだ。天気で登山をうんぬんしているようでは、まだまだであろう。
 フォレストリーダーの業務は森の寺子屋とクラフトの二本立てが多い。そして、クラフトには材料を準備して製作方法を構築しておかなければならない。幸い、自分の所属する富山1地区には、スーパーマンのような方がおられ、皆おんぶにダッコである。全てのクラフトの材料を保有しておられ、その準備もされている。もちろん、時間がかかる作業はチームで行う。簡単なネイチャークラフトといっても、最低樹種とその特徴を理解していなければならない。
 その方曰く、基本は自分が担当する業務は自分で準備すべし、という。
 来月、自分が担当の業務が2つ行われる。メインではなくサブであるが担当であることに間違いはない。一つは、富山1地区最大の規模で体育館を借り切って実施される。もちろん、他の企画もたくさんある中の一つである。そして、二つ目は敬老クラブで自分の校下である。ほとんど顔見知りであろう。そして、ここのリクエストが来年の干支作りである。昨日打ち合わせを行い、イノシシの胴体は何を使うか、足はどうするか、目はどの木の実にするか、牙は、鼻はとあらあら決めた。
 自分の役割は、9月20日ごろまで、イノシシの胴体用にホオノキの花の芯を使えるもので50個用意することであった。日頃山を歩いていて直ぐに見つかり無視するが今回は採って来なければならない。さて、ホオノキはどこに成っているか・・・。
 谷筋にあっても下まで降りれなければ花の芯をとることができない。
 呉羽山を適当に歩いた。流石にホオノキは見過ごすことはない。2時間ほど歩きまわって20個ほど取った。遠くから見て近づいてみるとトチノキだったりした。
 売ってくれる人がいたら、10円/個ほどで買い上げたいくらいである。もちろん、自腹である。

 この時期の里山はいい。お腹が空いたので成っているカキをもいだ。少しかじって甘がきと分かったのでがぶりつく。だぶん無農薬であろう。
 もちろん、野鳥観察も欠かせない。直ぐにシャッターを切ったが、ボケボケで何も分からない写真になった。0.3秒ほどが勝負であろうが、かなり腕がなまったようだ。これから、挽回しなければならない。

 ヤマボウシの実も食べたが、もう少し熟したほうが甘かったね。

 汗は顔からしたたり、ポロシャツは汗で変色した。いい運動であった。