伐倒

■伐倒

 庭仕事でお世話になっている先には、大きなアカマツが立っていた。電柱や電線に影響が出るというので、伐倒を頼まれたが、自分の裁量では不可能であったので、知り合いに頼んだ。また、自分では責任が取れないので個別に契約を結んでもらった。そして、今日が伐倒の日と知らされた。紹介した手前は見届けなければならないと考えていた。家人は今日休みであり車は空いていたものの、ちょうど図書館で講演会があり、そこへ向かうついでに見届けることにして歩き始めた。雨がポツポツと降ったりやんだりを繰り返しながら止んでくれた。歩き始めて5分と経たないうちに、伐倒が始まったと連絡を受けるが、こっちは徒歩なのでそう早く行けない。それでも、なんとか作業中には到着することが出来た。

 やはり、専門家は違う。森の中での作業の場合は、受け口を作り追い口から切って行き、すさまじい音を立てながら樹が倒れるのである。京都森林インストラクター会で子供たちに間伐体験をさせると非常に喜んだという報告もある。しかし、住宅地の場合は倒す場所がないため、上から少しづつ伐っては投げを繰り返す。

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 これは、理屈上は簡単であるが、実際に行うとなると普通は出来ない。もう少し詳しく見ていると、手で持てる長さに伐るが、最後まで切り切らないで、樹皮一枚分で止める。そして、それをグラグラさせながら引きちぎるように抱きかかえて安全な場所に落としている。また、枝払いも太いのがあるが、ことごとく家の方が処理できる長さに切断してくれた。仕事が丁寧で良心的であったので、安心して庭仕事先を後にした。明日は、キンモクセイとギンモクセイの剪定を行う予定である。

 昨日の災害講座の写真が新聞に掲載されたという連絡が届き、集合写真も送られて来た。100名近い人数で撮った後に世話人だけでも撮ったが、自分は部外者であるにもかかわらず入ってくれというので、事の流れで写真に入った。

 こうして写真をアップしていると、先日同級生よりLINEが入り、腹が出たなあと寄越して来た。

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 さて、講演が始まるまで久しぶりのセカンドオフィスへ向かう。しかし、行うことはフォレストリーダー関連の書類作成である。

 講演会会場に15分前に着いたが、席は満席ということの他、3割位の人が座って本を読んでいる。自分はロッカーに入れてしまったので、手持ちぶさたであった。まもなく、椅子が追加された。始まるころには立ち見も出た。

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・ラストシーンを先に決めておく。

・資料と取材(名前、気象情報)(7月下旬、夕方6時に暮れかかった夕焼けを見る・・・7月の18時はまだ明るいなど)

・五感を大切に(夏のある日、スギ林の静寂な道を歩く~・・・この文はおかしい。夏のスギ林にはセミが鳴いており静寂さはないなど)

・想像力(創造ではない)

 そうすると、登場人物が勝ってに動き出す、とのことであった。

人に読んでもらうことを意識する。独りよがりの文章や自己満足、日記のような文はかかない。