干支作り

■干支作り

 昨日から実家のキーがない。子供のマンションのキーもあるのでないと不便極まりない。最後に戸を閉めてからの動作を何度も繰り返しているが見つからない。確実なのは、何かのタイミングで思考が飛ぶ瞬間があり、そのときにチョイ置きなどすると記憶に残らないと考えている。

 今日は昼からフォレストリーダーの業務で公民館で干支作りがある。今年は連続が多く少し参っている。いつもなら、午前中はセカンドオフィスへ向かっているところであるが、増税後は自粛するようになった。そこで、今朝は今週末のイベントの準備で竹材を切った。しかし、上手く切れない。

 昼になった。距離は車で5分ほどである。

 来年の干支のネズミを作るのであるが、見本として制作したモノはクオリティが高くないので、今回は各自で創造性を発揮して作ってもらうことにした。そのために、いろいろな材料を用意した。一例を示せば、親ネズミの耳として、キリ、ピスタチオ、ブナ、トベラと4種用意した。鼻もジュズダマ、シロヤマブキ、ゴンズイと用意した。

 まずは、出前講座である。自分は担当であった。打合せの時に森林と災害というテーマをリクエストされたので、九州北部豪雨と台風15号の千葉県の例を出したら、結構受けていた。

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 続いて、干支の製作である。いくら自由に作ってくれといっても、基本的な作り方を説明しなければならない。実は、この段階までどんなものが出来上がるのか不安でいっぱいであった。

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 製作の様子である。

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 出来上がった作品の一部である。

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 作品が出来上がっていくにしたがって、感動の連続であった。全員、見本より上手である。タイサンボクを立てたもの、トベラの熟してない実をそのまま使うモノ、ブナの殻斗を切断し、ネズミの足にするモノとこちらの予想を大きく上回る良い出来であった。

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 終わりは、机に並べて品評会である。次から次と写真を撮るので、進行が止まってしまった。これらの作品は、文化祭に展示されるという。

 最後に担当者の方からの意見で、見本通りに作るのもいいが、今回のように自由に作るといい刺激になる。展示しても同じ形がいくつも並ぶよりも、いろんな形が並びそれぞれ愛らしいので楽しみという講評をいただいた。

 こっちも、気持ちが良かった。来年製作する牛についても参加者から提案してもらうように頼んだ。

 帰宅後は汗びっしょりである。2日続けて着たユニフォームを脱ぐと、右ポケットに何か重い感じがした。なんと、見当たらなかったキー束であった。ああ、良かった。