予防講座(3)

■予防講座(3)

 今日は雨である。気温も夕方にかけてだんだんと低くなるようだ。今日の予定は朝から予防講座である。家人に会場まで送ってもらう。こういう日は、歩く計画が立てにくい。ここから自宅まで徒歩で帰ってもたかが知れている。

 開始時に、体重と血圧を測定される。体重は2kgほど減っており、褒められた。しかし、携帯電話や小銭入れの入った上着を脱いで測定したためであろう。

 前回の2回目の講座はフォレストのイベントと重なって欠席している。そのため、親切にも2回目の説明を個別でされる。その中に、一日の必要なカロリーを計算するために仕事の強度を記入する欄があった。デスクワークなら軽度、建設関係などは重度になる。自分が応えたのは、「毎日、遊んでばかりおり、人生を謳歌しています。」とした。もちろん、軽度の方に〇を付けられた。

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 管理栄養士さんの講義の後は、料理実習である。実は、前回欠席であったが、数日前に丁寧に電話がかかって来ており、説明は受けていた。料理教室の時に使っていたエプロンが見当たらないので、家人のを借りて着用した。

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 お母さんやおばあちゃん方が多かったので、楽であった。男性は2名で汁ものを言いつけられた。タマネギのスライスとニラの2cm切りだけがであった。そして、終わったら、デザートもと頼まれる。まあ、大したことはない。

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 結構豪華版ではなかろうか。右側の緑色のものは、本来抹茶ゼリーになる予定であったが、理由は明かされなかったが、スムージーのようになったものである。これは、冷やすために、こちらの施設であらかじめ作られていた。

 そして、各班から感想を求められる。自分の班で誰が言うかお互いの譲り合いになった。威勢の良いおばちゃんがいたので、てっきりこの方に決まるかと思っていたが、途中から風向きが変わり、自分になった。

 ここまで金を掛けて、無料なのはデータがが必要なんだと考えて、バカ正直に答えた。「どの料理も、塩気が少なく味気なかった。」と。全体が終わった後の先生の講評である。塩分控えめの料理の味を経験して頂くことも目的の一つということであった。

 さて、終了後は雨の中、セカンドオフィスへ向かう。しかし、歩数が足りていないのでアーケードの中を1往復半ほどする。そろそろ、と思っていたら、青空になった。前回と同様に青空を追いかけながら帰路に着く。しかし、今回の雲の動きは速かった。バス停2つ前で雨が降り出したので、コンビニに避難する。イートインでコーヒーでも飲もうかと算段していたら、中学生だろうか全ての席が埋まっていた。皆、スマホゲームをやっている。何せ、Wi-Fi,電源が無料なので、昼食後の時間つぶしにはいい。

 そうこうしていると小ぶりになったので、自宅へ向かう。どうも疲れが酷い。このまま帰宅しても、寝てしまうだろう。灯油の節約も必要と考えて、喫茶店に入る。

 しかし、ここで居眠りをしてしまった。3時間ほど過ごし、薄暗くなって来たので自宅へ向かう。5分ほどで到着した。

■「いやな感じ」(高見 順著、共和国、2019年)を読む。

「時間をかけて、生からゆっくり立ちのいていくのは、なま身の人間としてやっぱり、いやな感じだった。」

「人間ははたして信念のために、思想のために死ねるのだろうか。」

「希望が俺には苦痛なのだ。絶望と同じような苦痛だった。」