木の芽

■木の芽

 まだ会社勤めをしていたころ、定年になったら今日のような春の穏やかな日に近くの山を散策し、いい空気と適度な運動、そして少しの山の恵に接しながら生活したいと思っていた。

 退職後も何度も実施していたと思うが記憶がないので、今日やっと実施できることになったことにしておこう。故あり山名は非公開にしたい。

 この季節の遊歩道は心地よい風が吹いて、少し寒いような感じもするが、歩いていると汗ばむ。予定や計画はなかったが、歩くだけで充分であった。久しぶりに来たが、ところどころに、新しい道を作るのか、草が刈られている。まあ、とりあえず登頂する。

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 歩いていると、昔の情報が沸々と湧き上がって来る。確か、この道にはタラの芽があったはずとおぼろげながら記憶がよみがえって来た。しかし、別の脇道へ回り込んでしまった。予定が明確の場合は戻るが、今日は違う。成り行き任せに進む。少し汗ばんでくる。そして、戻って記憶のある脇道へ入る。タラの芽はすっかり採られていた。そして、あちこち歩いていたら、少し恵みが与えられたようだ。

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 昼には帰宅して、焼きそばを作って食べる。旨いねえ。

 木の芽は予定通り夕飯の一品になった。家人も弁当に持って行くという。

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 毎日でも今日のような生活が出来れば至高の人生であろうか。

 最近のコロナ情報で驚いたことがあった。支払期日が到来しても手形を不渡りとしないことだ。約束手形は2回不渡りを出すと銀行取引停止となり事実上の倒産になるがこの措置は驚いたね。

■「人生の困難を突破する力」(小野寺佑太著、幻冬舎、2017年)を読む。

「楽しいこと、楽なことは“逃げ”ではない」

「心を無にできる時間は癒しとなる」

「実力のある成功者は夢を語る」

「危険を経験しない人に真の成功は訪れない」