十割蕎麦

■十割蕎麦

 今日もいい天気であった。完全に初夏の風である。家人が自転車で通勤したので、車で近くの公園へ向かう。なんとか、陽射しを浴びないで木陰をはしごしながら歩けないものかと考えていた。まあ、全行程は無理であるが、大部分木陰で歩ける。

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 アカメガシワの雄花が咲いている。

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 公園を歩いていると、ハイライトというか目立っている樹木がある。遊歩道を外れて直に見に行く。これまでの自分であったら、シナノキと判断してしまうのであるが、最近は慎重に考えるようになった。葉で判断してしまうのは、学校時代の教科書が葉で分かる図鑑であったためである。しかし、葉だけでは、なかなか大変であることが分って来た。シナノキ科は、ボダイジュも似たような葉をしていたはずだと、後日図鑑で再確認することにした。確か4~5種類あったと思う。

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 昼は何にするか迷ったが、蕎麦屋さんから店で出しているダシを一瓶もらっており、これを無駄にしたくないので、連荘であるが蕎麦に決める。そして、今回は十割蕎麦に挑戦である。水の加減が難しかったが、なんとなくまとまった。

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 これをスーパーで無料でもらう袋に入れて、新聞紙を置いて足で踏んで、4つに曲げてまた踏んでを繰り返す。最初は、曲げた時点でひび割れをしていた塊も繰り返すごとに粘土のようになって柔軟に曲がる状態になる。

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 そして、打ち粉を振って伸ばして切る。

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 今回は純粋に蕎麦の味を味わうために付け合わせは無しにした。薬味だけである。

 最初は、汁を付けないで食べる。う~ん!と唸る。これが、蕎麦の味なのだろうか。

今回のはいわゆる三建てであるが、いままで食べて来た蕎麦とは全く違う。まあ、太いので食感はイマイチであるが、蕎麦の風味が1時間以上口の中に残った。

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 デザートは今朝切ったメロンを添えた。今日の昼食はタンパク質が足りないので、マックドでシャカシャカチキンを食べることで補うことにした。

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■「41歳の東大生」(小川和人著、草思社、2019年)を読む。

「~声に出すと耳からも覚えられるので、かならず声に出して読む。」

「わからないほうが悪いのではなく、普通の日本人にわからないように書くほうが悪いのである。」

「夢の形もどんどん変わっていくのだ。」

「復讐ではなく、挑戦だからさ」

「勉強ができるようになるためには、よく食べることが必要条件である。」

「模倣は上達の近道である。」

「~足腰を鍛えるためとバス代節約のため、自宅まで約一時間てくてく歩く。」

「大学の授業は~教授と学生との一対一の真剣勝負なのである。」

「みな、自分は被害者であると固く信じて戦争に挑むのである。」

「タフでなければ生きていけないが、優しくなければ生きる資格がない。」

「~“正しすぎる”ことは、時には“正しさが足りない”と同じくらいに有害でありうる。」