■語らい
今日も天気がいい。朝、シイタケを確認するともう収穫できるくらいに大きくなっている。家族に見せてから採ってもらおうと部屋に入れる準備をする。
そして、健康で文化的な最低限度の生活をするために、自家用車を放棄し、徒歩でセカンドオフィスへ向かう。最初は、いつもの席はふさがっていたが、しばらくすると空いたので移動する。いつもの時刻よりも30分も早く常連さんが来店された。今日も話題がいろいろと回る。やはり、休日の過ごし方から始まった。那谷寺へ行かれた方は、スマホに撮りためた写真を披露しながら綺麗な紅葉を楽しんでこられた。駐車場に入れないほど蜜であったようだ。何がきっかけか忘れたが、釣りの話になり、面白かった。禁漁の魚を釣ったとしても、たまたま釣れたと言い張ればいいと考えたのであるが、漁師が見れば、その仕掛けから釣ろうとしている魚種が断定できるので、その言い訳は通用しないことが分った。
その後、先日から始められたという”けんちん蕎麦”を食べに行く。昼まで、1時間ほど時間があるので、図書館やら銀行やらと用事を済ます。もう30分というところで、知人のTさんからLINEが入る。ランチのお誘いである。
しかし、今日は約束してあったということを伝えると、何とご一緒してくれることになった。有料駐車場に停めて合流である。
旨かったね。先の常連さんは2日続けて通われたと話されていた。大、満足の昼食であった。知人のTさんは、山菜蕎麦にされ、感動されていた。
その後、コーヒーを飲みに行き、大いに語らい、その後近くの公園に向かう。
ちょうど、説明に適当なモミジバスズカケノキがあったので、その葉を持ちながらアメリカスズカケノキのところに行き、スズカケノキ、アメリカスズカケノキ、それらが合わさったモミジバスズカケノキの違いや特徴を解説したら、ずいぶん喜ばれた。
公園内は清掃仕立てのようで、マツボックリなどは落ちていなかったが、ドイツトウヒの実を4個ほど拾うことが出来た。木の上には、大量に成っている。
■「メガ・リスク時代の“日本再生”戦略」(飯田哲也・金子 勝著、筑摩書房、2020年)を読む。
「~コストが安く、地球環境を守り、災害リスクに強いのは、地域で創る小規模分散型の再生可能エネルギーになっています。」
「いまや日本はIT後進国で、ひたすら時代遅れの“官需”で生き残っている状態なのです。」
「もはや資本主義は機能停止しているかのようです。」
「膨大に出したマネーはやがて爆発してハイパーインフレになるリスクシナリオも次第に現実味を帯びていきます。」
「~デフォルトが起きた場合、発行したマネーは紙くずになってしまいます。」
「検査を制限する間違ったコロナ対策で、委託費が膨大にピンハネされている~」
「問題は、石油ショック以降繰り返してきた円安誘導と賃下げによる輸出主導の景気回復策が今回は通用しないのです。」
「変動は不安定ではない」
「ベースロード電源というのは、気候や時間帯を問わず、年間を通じて安定的に電力を供給できる電源のことです。」
「新型コロナウィルスでも、日本の官僚システムの機能不全が露呈しました。」
「民主的な社会では、少人数の専門家だけで責任をとるというやり方は許されない。」
「~ベースロードに代わって柔軟性“フレキシビリティ”という考え方へと大転換が起きている~」
「コーヒーの木は日陰を必要とする~」
「もともと“百姓”とは、“たくさんの性を持つ人”という意味です。」
「~規制を撤廃し、価格メカニズムに任せれば新しい産業が生まれていくなどというのは、根拠のないイデオロギーです。」
「~マイナンバーといった一生涯一つの番号で、生体認証がなく、1つの番号に情報を入れ、金銭の出し入れを可能にする時代遅れの仕組み~」
「~日本が長期停滞から抜け出せずにいる最大の原因は、産業の衰退にあります。」
「~“スローガン政治”は、ただ、“やっている感”を演出するだけ~」
「経産省は日本の産業を潰していくばかりです。」
「もはや日本は先進国ではいえなくなっています。」
「ポストコロナの時代を切り開いていくには、政府が言う小手先の“新しい生活様式”ではまったく不十分です。」