木の実採取

■木の実採取

 久しぶりに朝風呂である。5時半ごろにスイッチを入れて6時ごろから入る。上がるころには夜が明けてきたことが窓越しに分かる。今日は天気がいいようなので、木の実拾いをすることにしていた。しかし、この作業は無償で行わなければならないので、実費を使うわけにはいかず、移動は徒歩のみである。

 風呂上がりの後、朝食を作り食べてからセカンドオフィスへ出かける。今日は水曜日なのか、空いている。まもなく、常連さんが入店されて、いろいろな話で盛り上がる。

 昼前に店を出て、採取に向かう。自分の記憶の範囲では一番大きいと思っているモミジバスズカケノキである。これは、翌年の干支のクラフトで使う。虎の顔にするつもりである。従って、30個以上は採取しなければならない。

 昼はどうするか迷った。うどんにするか、市役所の定食にするかである。ついでなので、温泉までの無料送迎バスの場所も確認する。駅の中は変わってしまった。これまで行っていない場所を見ると、いろいろな店が出ている。その中で、懐かしい名前が見えたので、そこに入る。

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 そのまま、帰宅する。歩数は、1万8千歩近くになっている。

 木の実は乾燥させるためにトレイに入れる。

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 部屋に入ると、封書が届いていた。就活している会社からであった。恐る恐る開くと、ご期待に添えませんと書いてあった。まあ、こんなもんだろう。これを家族に告げると、ひどく喜ばれた。

■「去年の雪」(江口香織著、角川書店、2020年)を読む。

「~世のなかってこわい場所なのよ。大の大人が、一日じゅう床に座ってゲームをしていたりする場所なんだから~」

「~判断され、警戒され、何か失敗するのを待たれている。」

「姫りんごの木が死んでしまった。枯れたのではなく死んだのだ。」

「違う場所に行けば違う時間が流れている~」

「労働量に比して対価がすくないからで~」

「~気がつくと仕事以外に何もしてない自分がいた。」

「デジャブってね、過去の記憶じゃなくて未来の記憶らしよ」

「~自分を置き去りにしてどんどん変化していく世のなかと人々が、ひたすらおそろしいのだった。」

「~さまざまなアルバイトをして食いつないでいる。」

「かつて、自分は死んだことがある。」

「~本のない人生を生きるつもりはなかった。」

「生き物はみんな死んでしまう。」