除雪

■除雪

 今日も雪がひどい。昨日は巣ごもりもどきであったが、やはり体調がよくない。犬の散歩といっしょで毎日歩かないとダメなようだ。

 今朝は、朝食後家人を送り出して、雪が降りしきる中徒歩でセカンドオフィスへ向かう。この時刻は通勤ラッシュは終わっているので、シンシンと降る雪のなか、静かな朝の雰囲気を味わいながら歩く。寒かったものの、気持ちがいい。

 セカンドオフィスへ向かう理由はいくつかある。まずは、自宅の暖房費の節約である。一人でファンヒーターを炊くとなると灯油の消費量が目に見えて早くなる。続いて、本を読む場所を確保するためである。自宅ではなかなか読めない。そして、散歩である。健康のため1日に1万歩程度に抑える努力をしているが、これがなかなか守れない。セカンドオフィス往復で8千歩ほどになるので、スーパーへ買い出しに行けばだいたい1万歩になる。ちなみに、今日は1万800歩であった。

 今日は水曜日なので常連さんは来店されない曜日である。自分はいつものように指定席を確保できた。疲れると、肘を付いて目を瞑る。そういうことを何回か繰り返したころ、常連さんが現れた。いつもより2時間ほど遅い。この方は今週初めてだという。何か感じが違うと思ったら、美容院へ行った帰りという。1万円ほどで仕上がるというではないか。こっちは、シルバー割引の1500円である。まあ、いろいろな方がいていい。甲箱カニの握りずしが1皿700円だと豪語されていた。

 常連さんの話の中で感心したのは、暖房を湯たんぽにされていることであった。昔からある熱湯を入れるのではなく、電気を入れると樹脂状の物質が溶融し保温される仕組みとのこと。

 昼になったので店を出る。昼は今朝カツどんを作ってくれたので、副菜を探す。地場物屋へいって探すといろいろ出ているが、ピーマンとシメジを買った。

 帰りは傘が要らないほどの雪であったので楽であった。帰宅後、構想を練る。あまり手間はかけたくなかったので、ひき肉と合わせてあんかけを作ることにした。最近は、食材や調味料を全て準備してから炒める。まあ、この方が楽である。

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 さて、昼からは暖房費節約のために喫茶店へでも行こうかと考えていたが、雪がひどいので躊躇する。いつまでたっても止まない。結局、16時ごろまでトドになっていた。

 これだけ休んだら少し元気になり、外を見ると雪は小康状態になっている。今年初の除雪をする。スコップとママサンダンプは昨年購入していたが、昨年は出番がなかった。ゆっくりやればいいのに、つい無理をしてしまうので汗だくになった。どうせ、今夜も積もるので少しでも除雪しておいた方が有利である。

■「晴れの日の散歩」(角田光代著、オレンジページ、2020年)を読む。

「私はテレビをほとんど見ないので~」

「~茶碗蒸しがある食卓は手抜き感がない。」

「~緊張してあくびが出るということは、よくあることらしい。」

「世の中はもうそんなに進歩しなくてもいい、~」

「~“なんでもある”は“なんにもない”とはてしなく同義なのだ~」