ファーストオフィス

■ファーストオフィス

 今日も朝から雪である。そして、おかげさまで今日も予定がない。

 こんな日は、巣ごもりがいいと思う。まずは、部屋を喫茶店仕様にしなければならない。大き目のマグカップにボトルコーヒーと低脂肪乳を半分づつ入れて、レンジでチンするとホットカフェオーレができる。

 パソコンからお気に入りのオミユカさんの「たんぽぽ」を掛けて、煎餅の2枚もあれば完成である。この音楽は、歩きながら聞くのにいいかもしれない。テンポがいい。

 テレビなど見ない。ゆっくりと本を読み、疲れたらそのまま横になり仮眠する。あまり寝すぎると、夜に眠れなくなるので、眠りと覚醒の間辺りがちょうどいいようだ。

 しかし、そんなに眠ることはできない。10時になり昼食を検討する。近くの銭湯の回数券が12枚あるので、風呂に入り会員価格で昼食を食べようと思いつく。そして、降りしきる雪を見ていて考えを変更する。自宅の風呂にお湯を張る。そうして、火照りを冷ます目的で近くのスーパーに食材を買いに出る。寒い日はラーメンに限る。

 野菜と肉と生めんで揃う。肉は11時ごろに行くと半額になっていることは知っている。そこで11時に家を出る。ところが、半額の製品がない。しばらく、店内を物色していると、肉屋さんが倉庫から売り場へ着かれ、補充用の肉パックと半額シールが見える。あえて、見ないように他の売り場を周り、作業する音を確認する。

 終わったと思って売り場へ行くと、肉屋さんは立っておられたが、他の女性が買っておられたので、ゆっくりと半額の肉を購入する。賞味期限は明日である。30分もすれば胃袋に収まるのでまったく問題ない。

 今回も満足がいく内容であった。

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 午後からは、暖房費の節約を主目的に喫茶店にコーヒーを飲みに出る。

 2時間ほど経ちそろそろ出ようかと思っていたら、知人のTさんから連絡が入る。 

 (ファーイブ!)

 内容は、門松製作中に分からないところが出てきたという。(フォー!)

 写真を見ると改善点が3か所ほど見える。(スリー!)
 文章で連絡したが、迎えに来てもらえれば助っ人可能と連絡すると来るという。

 (ツー!)

 喫茶店では先に会計をして入り口で待っていた。

 知人のTさん到着である。(ワン!) ぜんち号、GO!

 

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 帰りは近くまで送っていただいた。雪がひどい。

 

■「漂流者の生きかた」(姜尚中五木寛之著、東京書籍、2020年)を読む。

「~いつ頃からか、悩むということは、じつは大事なことなんじゃないか~」

「悲しい時には悲しいと思い、声にも出し、人にも語れ」

「セイダカアワダチソウ~日本のススキと同居し、少しずつ背が低くなってくる。~馴化(じゅんか)といいますね。」

「生きているだけでも地獄なのに、死んでまた地獄ではやりきれない。」

「これからはあらゆる分野が鬱の方向に進んでいくのではないか~」

「人生というのは荒涼たるものだ。」

「~見たくないものを見ようとしていない~」

「~今のような時代に鬱を感じる人は、決して病的ではない。」

「人間に一生つきまとうのは、幼年期の記憶ではないかと思いますね。」

「鬱というのは、本来、自然生成のエネルギーですから。」

「人は芸術によって魂が触発されることがあるんですよね。」

「色彩が人に与える影響は大きいです。」

「光が強ければ影も濃いのです。」

「争いごとがあると、視聴率や購買数が上がるのがメディアですから。」

「今の世の中、本当におかしい」

君たちはどう生きるか~人間は向上するものだ、という啓蒙的な進歩史観がまずあることですね。」

「どんな大作家でも“無職ですね”」

「何でも数字的に評価されるというのは、ちょっとしんどいですね。」

「子、曰(のたまわ)く」