ずっぽり

■ずっぽり

 今日は寝坊であった。まあ、起きなければならない時刻が決まっている訳ではないが、だいたい6時前には起きている。しかし、今日は8時前であった。起きるタイミングがゴミ出しであった。8時までに出さなければならない。

 そして、朝風呂に入ってセカンドオフィスへ向かう。今日も常連さんが2名来店された。ススタケの話で盛り上がった。昨日行って来られたとかで、お土産を渡しておられた。上市の上流ということで、急坂を登って採られたという。

 今日の予定は散策であった。昨日、タケノコを廃棄した。水に浸して置けば10日ほどは持つと聞いたので次からはそうしよう。今年はたくさん食べたので、正直もうタケノコなど見たくもないと考えていた。

 セカンドオフィスからバス停へ向かうと、乗るバスが信号待ちしている。そこそこと小走りに停留所に行き間に合った。待ち時間1分以内であった。

 今日はどのルートを通ろうかと考えながら歩くのも楽しいね。

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 しかし、歩き始めて直ぐに、ヤツは顔を出していた。遊歩道脇である。誰も通らないのかね。見たくもないと考えたら、直ぐに見てしまった。まあ、これは頂いておこう。

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 少し、竹藪の中に入ったら、あらあら3本顔を出していた。自宅は1本あればいいので、2本だけいただきもう一本はスルーする。リュックにも入らない。ここまで、10分ほどである。重いのを担いで歩きたくないので、戻ることにした。

 帰りのバス停が見えたら待っている人が見えた。帰りも待ち時間4分で乗ることが出来た。こういうのを、麻雀用語でカンチャンズッポリと言っていた。なんと、10時過ぎにセカンドオフィスを出て、午前中に戻って来れた。

 さて、このタケノコはどうするかとしばらく悩んで、欲しい人に差し上げようと考えた。自分の帰路上に浮かんできたのは、常連さんの店であった。忙しそうだったので、娘さんに2本渡した。

 そうして、昼食である。昨日、蕎麦を3食分打ってあり、ダイコンおろしもあるので、おろしそばに決まっていた。ところが、帰宅途中にLINEが入り、14時まで帰宅禁止になった。オンライン面接のようだ。そこで、進路を変更しファミレスのランチにした。

 帰宅後、ゴマダレを作って見る。最初は、失敗覚悟である。胡麻は白ごまを買って来た。レシピではすりごまを使うようになっていたが、割高である。この胡麻をフライパンで炒ってから使う。目を離していると焦げ付いてしまった。白ゴマが黒ゴマになってしまった。まあ、一部である。

 これをすり鉢でする。胡麻のいい匂いがする。

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 そうして、調味料をと合わせて完成である。

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 少し舐めて見たが、こんなもんだろう。充分食べることが出来る。そして、問題はラーメンが無いことである。明日市販のを買って試そうと楽しみが増えた。

 家人がタケノコを見て、今日はタケノコご飯にしたいというので、アクを取り水に浸けておいた。自宅のは市販の出汁にタケノコや鶏肉などを加えて具増しである。

 歩数は1万6千歩でやや多い。

■「土中環境」(高田宏臣著、建築資料研究者、2020年)を読む。(その2)

「先人たちのその把握力と視点の置き方は、自然の仕組を本質的に把握する点において、時に現代科学の分析をはるかに超える面もあります。」

「~大地が息づいて安定するために水と同時に空気も連動して動くことが重要で~」

「通気浸透水脈がその土地の気候風土において健全な平衡状態に達した時、地形は安定します。」

「~深い根を必要とする松~」

「実は、集中豪雨に伴う土石流発生の物理的なメカニズムは、いまだに解明されていません。」

「長く伝えられてきた古来の自然認識は一見非科学的ですが、実はその奥に、本質を的確にとらえた体系的かつ現実的な認識が必ずあるはずです。」

「今こそ自然の摂理を学び、それを軸とした技術体系を見直す時ではないか~」

「自然界は、人間の頭脳では結論できないことであふれています。」

「森と川もまた一体であり、一方だけの健康はあり得ないのです。」

「森に水が染み込まない理由は、地下水の出口となる川底の湧き出しの閉塞にあります。」

「海を守ることは山を守ること」

「水を通してすべてがつながり、営まれるのが生態系の循環です。」