■童心
今日も送り迎えの日になるはずであったが、家人が職場まで歩いて行くと6時過ぎに出ていった。運動不足解消だそうだ。昨晩、知人のTさんからランチのお誘いがあり、子供を送った後、待ち合わせ場所で合流する。
最近、ランチといえばラーメンが多かったので、少し贅沢ではあるが、川の麓のレストランに行くことにした。
その後、腹ごなしも兼ねて、県営の公園に向かう。
この公園は大きく、遊具も設えてある。
ここで遊び心が芽生えてきた。こういう気持ちは大事にしたい。正しい名称は知らないが、幼少のころ遊んだ覚えがある。
知人のTさんは、足を下の玉に置いて器用に滑る。
自分は腕だけで滑る。キャッホウ~。
童心に返ってなかなか面白かったが、腕の力が弱まっているどころではなく、ほとんどないという現実を突きつけられた。
ここは色々は樹木も植えてあるのでなかなか勉強になる。サンショウのような実を付けた樹木はウメモドキであった。
花が咲いている木がある。
この時期ならではのクチナシであった。知人のTさんは、匂いを嗅いで感動されていた。
子供から迎えの連絡があるまで、セカンドオフィスへ向かう。本を読んでいた。すると、覚えている記述があり、既に読んだ本であることが分かった。このところ、ブログの検索機能で読んでいるかどうかを確認しながら借りているが、この本は絶対読んでない自信があって借りたのであった、しかし、読んでいた。
こういう場合、そのまま読む場合と中断する場合がある。この本は中断することにした。
■「カインの傲慢」(中山七里著、角川書店、2020年)を読む。
「貧困家庭と少年の非行は密接に関連し合っているんです。」
「人の痛みを知らない子供は残虐さに歯止めが利きません。」
「いつでも難局を突破できるのは、レールから外れた人間だ~」
「窃盗に麻薬保持、そして思想犯とおよそ日本では極刑に値しない罪でこの国の囚人が死刑を執行され、その臓器で日本人の患者が生き長らえる。」
「外国で自国と同じものを味わおうと考えること自体が無理なのだ。」
「生活保護費は借金の返済には充てられないんです。」
「だが肝心の両親は自分たちの快楽と引き換えに子供の給食費さえ払わない人間だ。」
「楽観論は嫌いな性格だし、想いだけで物事が成就するとは思っていない。」
「経営者として成功した者ならそういう形で何人もの命を奪っている。」
「悪法も法である」
「貧乏人は短命になり、金持ちは長寿になる。」
「貧乏人が提供できるのは安価な労働力しかない。」