■板

 今日は家人が休みなので、職場まで送ってもらう。そして、今日から20日までの4日間は8時出社になった。きっとお客が大勢来るので、その対応なのだろうと信じつつ

人事にそれとなく聞いて見ると、給与計算が面倒だからと、予期しない答えが返ってきていた。この職場のいいところのひとつに給与計算が6分単位ということであったが、8時始まりと9時始まりにしたいらしく、8時半始まりは面倒ということであった。これに該当する人は4人しかいない。

 しかし、8時に始めたが、暇である。まあ、立っているだけで、タクシーの爾後メーターのようにカシャカシャとおカネが入るので、こんないい仕事はないと思う。覚えている歌を思いっきり歌って過ごした。

 ところが、自分のウワテが出現した。汗をふきふき歩いてやって来て、大きな本屋はないかと聞く。自分はこの辺ではないので分からないと返すと、誰に聞けば分かると食い下がられた。ここは、無難に警察でしょうと返すと、じゃ、その警察はどこにあるとしつこい。少し知恵遅れのような方であったが、会話は成立している。分からないと拒んだら、通りにあるといいながら、反対側へ歩いて行った。

 午前中の作業が終わって、午後からの作業を確認するために、配置表を見る。昨日と同じ、ダンボール板を入れる作業である。この配置表は、マグネット付の白いシートの上にマジックで名前が書いてあり、貼り付けてあるのであるが、名前の右下に小さく「板」と書いてあるではないか。今、初めて気が付いた。いっしょに作業している人に聞くと、これは専属ということだというではないか。

 自分は、この仕事を筋トレと位置付けており、昨年は、投入工程を受け持っており、約25kgの箱を扱っていた。ということは、投入工程は不適応と判断されたということだろう。やはり、こんな高齢者に重い作業は無理という判断であったと予想できる。

 筋トレの目は無くなってしまった。

 今日も、1000箱越えであった。今日はライントラブルが無かったので16時過ぎに終わったが、100円バスのリミットである、16時20分には間に合わなかった。

このパターンが続くと予想し、SUICAのチャージをした。