調整要員

■調整要員

 今日も仕事である。昨日のつてを踏まないように7時に自宅を出る。ほとんど、開店と同時にセカンドオフィスに入る。

 今日は常連さんがいつもより30分前に来店され、続いてY.O.さんも早目に来店された。もう一人の常連さんが入店された時には、思わず遅いですねと言いかけたが、こちらはいつも通りであった。

 今日も午後から仕事である。困ったことに昼食場所が決まっていない。

 止むを得ないので、コンビニのイートインコーナーにすることで、100円バスに揺られる。しかし、イートインコーナーはコロナ対策で使用不可になっていた。サンドイッチと菓子パンを買って職場へ向かう。途中、神社があるので、この境内で昼食である。イチョウが沢山の銀杏を落としていた。

 少し早かったが職場に入る。唖然とした。ラインが動いているではないか。

 自分の作業場に行くと、いつものメンバーの中に見慣れない方が入っている。そうして、自分の顔を見るや否や、「あんた、なんで来なかった?」と詰問されるではないか。10時までに来なかったので、急遽代替え要員を当ててもらったという。

 自分は、最初10時からと言われていたが、その後人事部長から13時と訂正されたいると強弁したが、皆の顔は、自分がドタキャンしたという顔であった。

 他のラインのメンバーの自分の顔を見ると、なんで来なかった?と同じことを聞く。

 人事部長に掛け合い、間違っていないことを確認し、原因は配置板に自分の札が張ったままになていることであった。午前がある場合は、午前用だけにするルールになっている。

 つまり、昨日の時点で自分は10時出勤組に入っていた。ところが、その後、日曜日ということもあり若い方が出勤することになり、当然ながら年寄りから順に調整に入った結果、13時に変更になったようだ。

 まあ、それでもいい。ここまでの収入は昨年を越えており、当初の目的は達成されたので、後は頼まれた時だけ出るのでもいいと考えている。本来は昼寝をしている時間帯に小遣いが稼げるのである。

 やはり自分は厚遇されていると勘違いしていたことが分かり、作業は気落ちしたままであった。今日で、ラインストップのリカバリーを終えるので、18時までかかった。遅い方である。

 帰りに宇奈月から通っている方と電車で一緒になった。この方も、午前中から荷卸し作業をされているため昨年の収入をこえており、9月10日ごろに辞めるという。

 9月からは週休2日制になる。