老人の会話

■老人の会話

 今日も仕事である。セカンドオフィスは7時開店なので、6時半には家を出る。半袖では少し寒く。これまで、日陰のある方を歩いていたが、今日は日向の方を歩く。この時期の早朝は実に気持ちがいい。

 ちょうど開店のタイミングで入店する。前に数人いたが、彼らは先に注文しているので、こっちは先に場所取りである。朝刊をゆっくりと眺めて、本を読むつもりであったが、直ぐに眠くなり眠る。もちろん、浅い眠りである。

 今日は常連さんが2名来店され、いろんな話で盛り上がった。剣岳でも落石があるのかと聞かれたので、いつも落ちていると紹介した。

 バス時刻になったので職場に向かう。その途中でランチである。

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 ここで着替えもさせてもらい職場に向かう。自分の担当は、初めての種類であった。

 今日も2時間で終わり、15時20分のバスで帰宅出来た。

 家人が戻って来て、シャインマスカット大福を買って来てくれた。その前の会話は、ご飯の炊き方であった。自分は、1回に2合を炊いて一日分としている。しかし、仕事をするようになって家人が炊く機会も増えた。家人は1合だけ炊く。

 これについて、毎食炊くのは面倒だというと、毎食炊き立てを食べたいという。そして、「いちごうだきかあ」というと、「しゃいんますかっと」と話が食い違う。家人は自分が「いちご大福かあ」と言ったと思ったらしい。

 年寄りの会話になったと大笑いであった。平和、平和。

■「未来を創造する物語」(シリル・ディオン著、新評論、2020年)を読む。(その1)

「私たちに必要なのは、“レス・イズ・モア”とも表現される。」

「頬をなでる風を感じ~樹齢100年を超す樹々の声を聴き、自分が何者であるかを発見し、そしてその才能を発揮するために生まれてきたのです。」

「私たちの努力にもかかわらず、状況は驚くべき速度で悪化している。」

「冨と快適さを生み出し利益を蓄えることを目的とする実利主義、新自由主義というイデオロギーがその危険の元凶である。」

「状況はあなたが考えているよりも確実に悪いと断言しよう。」

「気温が一度上昇すると農作物の収穫量が10%減ることは広く知られている。」

「大気汚染は今やフランスで三番目の死因となっている。」

「中国での死者の三分の一はスモッグが原因で亡くなっている。」

「~我々が、組織的に計画されたキャンペーンによって誤った方向へと誘導されている~」

「私たちの成長モデルに未来はない」

「個人の行動は無意味ではない。」

「生活に必要な物資を地域内で生産することで、多国籍企業の支配から解放された社会を目指す。」

「後に残るのは荒廃した土地と使い捨てられた人間だけだ。」

「人間は動物の一種でしかない。それもおそらく最も地球を侵略し破壊する動物だ。」

「考えさえしないーーーなぜ私たちの脳は気候変動を無視しようとするのか。」

「最低限の生活と満足を保証するモノやサービスは金と引き換えに手に入る。」