立ちん坊

■立ちん坊

 今日も仕事である。しかし、朝から駐車場整理という。かなり近所で問題になったようだ。そりゃそうだ、戸出小矢部線を何度も堰き止めているのだから無理もない。そこで、朝からということになった。

 この作業は、いわゆる立ちん坊である。棒振りともいうことができる。実は、この作業に憧れていた時があった。何といっても、自由なのである。ただ立っているだけというのは語弊があるが、そんなに頭も使わない。入れないモノは入れないで済む。

 もう一つは、歌を歌いながら出来るということである。幸い、マスク着用である。鼻歌を歌いながらやっている。しかし、ここで問題が発生した。歌詞を忘れているのである。スマホで必要なのは入れておこう。

 これまで、午前中だけであったが、今日からは8時から16時ぐらいまでである。(チャリン)

 ただ、立っているだけでお金がもらえるのである。たまらんね。しかも、足腰の鍛錬になる。昨年も実施したが、疲れ方が違う。今年は疲労度が小さいような気がする。

 途中、車道から自分の性を大声で叫んで行かれた女性の方がいたが、たぶんあの人だろう。

 いらいらすることもある。老人がこんなに多いのかということと、動作がのろいのである。老人笑うな、いずれ行く道という言葉があるが、見ていると完全にフレイル状態に見える。長い間の車生活の末路があんなふうになるのかと、正直恐くなった。

 明日から毎日のようなことを言われた。実は、自分はこの職場ではパイオニアである。従って、自分が外れることは無い。ずっと、続いてほしいなあ。

 この職場は15日締めなので、今日給料支給があった。その額はそのまま銀行口座へ入金した。

■「タダキ君、勉強してる?」(伊集院静著、集英社、2022年)を読む。(その1)

「作家が自分のことを書くとき、必ず書けないことが出てくる。」

「大工の棟梁は偉い! なぜなら、大工の棟梁はダイトウリョウだからである」

「すべての学問は、人がよりよく生きるためにある。」

「人間として読んでおかねばならない本」

「自己を実現することが、すなわち、生きることである。」

「~とにかく自身の勘と感覚でものごとのすべてを決定していた。」

「そうして、人の何倍も働くことで、ほかの人が気づかずに見過ごしてしてしまう、ものの本質に気づくことができる。」

「依頼がなくても書いておくんです。」

「料理屋で出てくる料理がうまいのは、当たり前だ」

「~人の顔色を見て、後ろについてく人間はものにならない。」

「とにもかくにも、好きなことをやれ、先頭を突っ走れ~」