来ない

■来ない

 今日も仕事である。何か問題でも? ♪♪楽しく 陽気に イきましょう~。

 家人が高いハムを買って来た。白山ハムというラベルでひと塊5千円以上したと記憶している。そのため、朝のハムマッフィンは、このハムを5mm厚に慎重に切って、ソテーした。ハッシュドポテトカリカリ揚げにする。

 チーズも入れ、焼いたマフィンでサンドにして食べたが、これには合わないようだ。高いのはそれなりの調理法を選択すべきで、ジャンクフードの代りにしてはいけないと分かった。飲み物は、アイスオーレに変りアイスミルクティーになる。ペットボトルの分は無くなれば、コーヒーに戻す。

 いつものように7時過ぎに職場へ向かう。毎度おなじみの風景があった。

 少し早く駐車場へ出たが、人がいない。今日は火曜日なのでそうなのか。結局、勤務開始は8時であったが、30分ほどは日陰で座って待つのみ。(チャリン)

 今日は、大きな混雑はなかった。また、わがままな老人はいなかった。しかし、大きな車が多かったね。ランドクルーザーやJEEPやら知らない車種が多かった。

 今思い出したが、斜めに停める老人が何人かいた程度であった。一人が斜めに停めると、以下同様になってしまう。

 途中で人事部長が来て、もう一人必要かと意見を求めに来た。不要と応え昼食時には交代要員を回して欲しいとした。それが、いつまでたっても来ない。もうすぐ15時になろうとしている時に、人事部が来た。やっとかと思ったが、16時にあがってもらいたいと告げただけである。他の2名は15時で帰宅である。結局、今日も昼食時間がなかった。

 疲労度はあまり感じない。というのは、実質忙しいのは2時間ほどであとは、成り行きで何とかなっているのである。自分の顔がひどそうなのか、差し入れが届く。凍ったグミ、冷たい缶コーヒー、冷たいペットボトルの麦茶。自分の飲み物は自宅で凍らせてきており、ある程度冷たい。

 もう高齢者の仲間入りなので、昼食などは摂らなくてもいいとものの本には書いて在る。まあ、この件に対して文句は言わないことにした。足腰は、確実に強くなっているようだ。失敗したのは、日焼け止めを、手の甲に塗り忘れていることであった。

 帰宅後、シャワーを浴び、洗濯をし、昼食を温めて食べる。いつもなら、このままなご成ったり、セカンドオフィスに行ってくつろぐところであるが、休み間もなく、フォレストリーダーの役員会が開催されることになっている。10分前に間に合った。

 夕飯も遅くなったね。今日も熟睡だろうなあ。

■「ハイドロサルファイト・コンク」(花村萬月著、集英社、2022年)を読む。(その1)

「完璧とまではいかないが、情報の遮断だ。」

「歩道を歩いていて、あとからくる歩行者に追い抜かれる。」

「~大病とは無縁であると確信していた。なんら裏付けのない自信さえももっていた。」

「才能ある者は適当に力を抜いて軽々と、ほとんど故障や怪我とは無縁だ。」

「努力は、いつだってそれに見合った結果を与えてくれず、失意の種子にしかならない。」

「~おそらく病の中ではもっとも苦しいであろう膵臓癌~」

「手術成功を祈るといった能天気なメールを返すことなどできない。」

「死ぬときは、手遅れ。これがいちばん好い死に方だ。」

「~米が美味しい店は案外少ない。」

「二度と暖簾をくぐらないだけだ。」

「~珍紛漢紛~」

「いよいよ追い詰められたとき、私は常に無感覚に這入り込む。」

「私は津波警報が出ていても避難しないタイプである。」

「死ぬかもしれないという緊張を生きるよすがにしていると、まちがいなく死ぬ。」

「私の特技だが、見たものを映像のかたちで覚えることができるのだ。」

「~すべてを覚える努力など一切しない。バカに無理を強いるんじゃねえ~」

「アルコールはすべての薬物の中でも、私にとってもっとも精神、および肉体を破壊した代物だった。」

「すべての人間には二面性がある。」