冬支度

■冬支度

 今日も仕事である。いつもと変わらない一日が始まった。昨晩の音楽番組のせいで幾分寝不足である。

 事務所に入って配置板を見て、ああやっぱり、と思った。今日の作業は、午前中に荷卸し、午後から立ちん坊である。

 人事部の一部は、今日は手動ラインをさせたかったらしいが、封函作業が優先された。

 今日の入荷は少なめであったが、稼働ラインを絞ったのでそこそこ稼働したようだ。

 しかし、寒かったね。もう冬の気温ではないか。早くあったかくなりたかったが、そこまでの量ではなかった。

 荷卸し中に、箱作の指示が出る。荷卸しは終わったら座って休むのであるが、自分の場合は、休まないで箱を作れということである。まあ、気持ちは分かるが・・・・。

 目一杯作ったらリーダーよりやめていいとなった。しかし、今日の入荷量からすると全然足りないのである。

 午後からは、封函作業に入る。詰まらないように介助するだけである。もう、真の原因追及などやってられない。古い機械なので、過去にも同じ故障が出ていたはずで、修理の跡が見える。

 今日は、歌ったねぇ!知っている曲全部に近い。

 今日は15時過ぎに帰宅した。自宅でも冬支度である。まあ、とりあえずファンヒーターを降ろして配置した。いつもは、このタイミングで扇風機を回収するのであるが、まだ置いて置こうと思う。そして、明日灯油を買ってこようと考えている。

■「捨てることから始まる」(瀬戸内寂聴著、祥伝社、2022年)を読む。(その3)

「私は新聞を六紙とっている。」

「~年々に一年が速くたつと言っている。」

「~七十三歳なのだから、何時死んでも、不思議でも不足でもない年齢である。」

「~今は健康法も一切していないといわれる。」

「私の予言がこうも早く的中してもらっては困るのである。」

「ハンカチは別れのしるしだからと~」

「~無惨な切口をさらしている切株ばかりが~」

「~霊魂語で語りあえるからだ。」

「千日千花の供養は、最上最高の最極最勝の行だと仏も説かれているが~」

「敗戦を通して、戦争とはどんな美名をつけたところで、為政者たちの利欲と権力欲のための愚劣な行為でしかない~」

「袖すりあうも他生(たしょう)の縁」

「消極的安楽死は、無意味な延命治療をやめて、患者本人の自発的意志によって、自然の死期を待つことをいう。」

「人間には自分の人間性を尊厳を守るために、死を選ぶ権利がある。」

「宗教は企業だと豪語する大川氏は宗教家でも何でもない。」

「老人たちが“マカロニ症候群”状態になり、意識を失った半脳死状態でベッドに身を横たえたまま死を迎えたくない。」

「肉親や財産を人生最高のものと思うような生き方を、七十年、八十年してきた、ものとは思いません。」

「~仕事の上での辛さは、自分がこの道を選んだ自業自得だと思えば、耐えられた。」