休みだけれど

■休みだけれど

 今日は仕事は休みである。しかし、自分にはやらなければならないことが多々あり、それをこなす日になる。

 仕事があろうがなかろうが、朝5時前には目が覚める。今日は弁当が要らないので、朝食だけを作る。いつものハムステーキマフィンとハッシュドポテトとアイスオーレである。

 まず頭に浮かんだのは、小学校で行う出前講座の原稿つくりである。パソコンを下げて出かけなければならない。幸い、雨は降らないようだ。さて、どこへ行こうかとしばし考える。もうすぐ6時になるので、ゆっくり歩いて駅のセカンドオフィスに決めた。朝は、清々しい風が吹いてくれて、忘れていた感覚を思いださせてくれた。

 到着したのは、開店10分前であった。階段でシベタリアンする。

 パソコンの席をゲットしてから、ホットコーヒーを頼む。レシートで残高を確認したが、今月は充分持ちそうだ。今月の1日にチャージを忘れていたが、来れてないので減って行かない。

 席に座ったが、なかなか原稿に取りかかれない。こういう場合は、本を読むことにしている。そのうちに、気力が湧きあがってくることもある。来ない場合もあるが・・・。

 しばらく本を読んでいたら、横に座る人がいた。店内は早朝でガラガラである。それでも自分の横に座るというのは、席を決めている人かなと思いながら顔を向けると、なんと、くさのさんであった。何の打合せもしていないが、自分の行動が完全に読まれていたようだ。駅前に用があったのでついでに寄ったという。もちろん、自宅から歩きである。山の話を中心にいろいろ話すことが出来て良かったね。店の中で会話すると店から注意を受けるというのでマスクをしながらであった。

 このマスクがなかなかしんどい。マスクは感染症に効果がほとんど無いという論の感染症の専門家がなぜ出てこないのか不思議である。

 この、くさのさんの会話をきっかけに、やる気が出て来た。出前講座の原稿に着手出来た。完成まではもう何回か必要である。

 昼食は決めてなかったが、たまには外食でもいいかなと考えていたが、どうも店で食べると貧しさが込み上げてくるので、帰宅して作ることにした。

 マーボナススパゲッティである。今回は、水の代りに中華スープを入れた。前より少しマシになったような気がした。スープはギョウザが最後になったので全部投入した。

 昼食後は、フォレストの準備作業の続きを行う。まあ、涼しかったので良かった。

 小腹が空いたので、喫茶店に行くことにした。雨が降りそうなので車で向かう。ここのパンはお気に入りである。

 夕方帰宅し、木の実を取りに行くことにした。街路樹のイチョウである。拾っていると近所の方が寄って来られて、全部持って行ってという。掃除が大変らしい。こっちは一袋で充分である。これは、果肉を腐らせてから、種は食べないでクラフトの材料にする予定である。

 今日は、仕事をする前のいつもの日常であった。今月は休みが週に2日ほどあるので、有効に活用したい。温泉へでも行ってゆっくりしたい気もするが、これは仕事が終了してからにしよう。

■「まさかの日々」(中野 翠著、毎日新聞出版、2021年)を読む。(その2)

「大学時代から喫茶店病を発症していたので~」

「やっぱり、花は地味な心を救ってくれますね。」

「人に山と書いて“仙”、人に谷と書いて“俗”。」

「テレビドラマの不自由さに比べ、歌舞伎の世界は狂人の天国である。」

三島由紀夫~精神性を失っていくばかりの日本社会へのレジスタンス~」

「映画のない人生は考えられない。人生でつらいことや寂しいことがあった時、一番力を与えてくれたのは映画だった」

「もう何年も前から“歌謡曲”というジャンルは、ほぼ消失~」

「早く昔になればいい」

「ギャンブルは生きがい、生きているあかし」

「~記憶を捨てるのがたいへんだった」

「自然の中には、手をつけてはいけないこともあるのだ~」

「ブレインフォグ」

「人間って、人格って・・・・・記憶の累積で成り立っているようなものだろう。」

「人間は血中アルコール濃度を常に0.05%に保つことで、体にやる気と自信がみなぎり、人生が向上するーーー」

スマホなしに、楽しく満ち足りて暮らしている人―――私、もはや尊敬してしまう。」

「当時の高貴な若い女のマナーだった眉を剃るということ~」