散策路

■散策路

 今日の予定は歯医者だけである。

 このところ、起床時刻が遅くなっている。いつもの朝食を済ませて家を出たのが7時過ぎであった。世の賃金労働者に紛れて行動することになった。

 いい天気なので、こういう日に自家用車使用は考えられない。駅のセカンドオフィスに向かうことにした。ここへ向かうルートは大きく3つある。今日はその中の一つでイタチ川沿いを歩くことにした。

 この他、総曲輪を経由するルートや元町で曲がるルートがある。いなり公園を経由して行くルートも設定できるが、この場合は北口についてしまう。

 まあ、散策路に事欠かない。

 川沿いには遊歩道があり、目に映る植物を眺めるだけでもいい気分である。まして、今の時期花が咲いていたら最高である。

 これは、バラの仲間であろう。目を引いたね。

 たしか、ホトトギスの仲間だったと思う。

 途中木の実も拾いながらセカンドオフィスに到着である。いつもの席は埋まっていた。ここで、10時まで過ごす。LINEが入る場合もあるのである。

 帰宅中にスーパーに寄る。昼食である。今日は、蕎麦にするが、肉蕎麦が最近ないので肉を買う。バラニクは脂肪が多いので、ロース肉にする。

 昨日のかぶの茎も付けた。

 いつもなら昼食後昼寝であるが、NHK-FMのラジオを聞くことにした。昼寝をすると夜眠れなくなる。

 玄関を開けると猛烈に銀杏の匂いがする。これでは近所迷惑になると思うので、今日は午後からのコーヒーは無しにして銀杏を処理することにした。

 流石に量が多いので下洗浄までしか出来なかった。

 この後は、仕上げ洗浄をしてから乾燥させて使う。

 この時期しか木の実が採れないので、日々悩ましい。

■「木下杢太郎」(木下杢太郎著、平凡社、2022年)を読む。

「無知なりし昔の時代は幸福であった。」

「~人は死ぬまで働かなければならない~」

「~古典とは優れた考察家、有徳の実践者、気力の熾(さかん)であった時代のたましいを多分に盛った本の事である。」

「一時代は古典を体読することのできる哲人を必要とする。」

「~食べられる野草の実験に指を染めて見た。」