腐敗

■腐敗

 今日もいい天気と報じてる。久しぶりに山へ行こうかと、ゴミ出しついでに外へ出たが寒くて意欲が飛んでしまった。そうして、一昨年罹患したしもやけが、少しは良くなって来ているが、同じ場所で再発しているようである。中の筋肉が腐敗しているのではないか。

 家人が出勤した後、ゆっくりと身支度を整えてセカンドオフィスまで歩いて行く。この場合の歩きは、単に気持ちがいいからである。他意はない。

 昼時刻になったので、途中で買い物をして帰路に着く。途中、ロウバイが咲いている。ロウバイを見つけた時に自分は、中を覗くことにしている。これは、中が黄色いので、ソシンロウバイである。ロウバイは中が赤い。

 今日は、ラーメンの日である。なんか、メニューが思いつかなかったので、ラーメンの麺で焼きそばを作り、広島風お好み焼きに挑戦することにした。

 まずは、小麦粉を溶いたのを薄く下に伸ばすのである。ところが、小麦粉が無い。麺打ちをやらなくなったので常備してなかった。代用品で天婦羅粉を使う。その上に、キャベツを大量に乗せ、バラニクも乗せる。店だとばら肉は2枚ほどであるが、自宅の場合は、脂身の少ない質のいい厚いバラニクを4枚も乗せた。

 しばらくしてひっくり返す。こうすることによって、下地が蓋のようになり、キャベツが蒸し焼き状態になるのである。ところが、失敗してしまった。やはり、フライパンだと狭いので無理だったようだ。何とか体裁を整えた。

 もう一方のフライパンでは、焼きそばを作った後、一旦皿に移してから、卵焼きを作る。そのまま落として、フライ返しで黄身を潰して混ぜる方法である。こうなると、全体が一様にならない。

 キャベツが柔らかくなったら、せ~ので卵の上に焼きそばを乗せてあるフライパンに移す。まあ、今回はうまく行った。バラニクが作用していたと考えている。

 その後、少し焼いてから、皿を裏返しにしてフライパンに充ててひっくり返して乗せる。

 断面の状態である。分かりにくいが、下から、下地、キャベツ、バラニク、焼きそば、卵焼きの順になっている。

 ソースは、専用のソースである。ちょっと少ないかと考えて、パンにグミジャムを付けたのを添えようと考えていたら、ジャムに黴が生えていた。腐敗である。もう三分の一ほど残っていたが、廃棄である。今回のグミジャムには、修正点はなかった。もう少し多く腐敗防止のクエン酸を入れれば良かったかね。確か、柚子汁を入れた。

 まあ、食べることは出来た。味は、ソースで決まる。もう少しキャベツが柔らかければ良かった。

 昼食後は、テレビを消して昼寝である。しかし、そんなに眠っておられない。この後、カブのベッタラ漬けを作るのであった。

 外へ出たら、干し芋がいい具合になっていたので、取り込む。2個ほど食べたら、店で売っているような感じで満足した。今日も、安ければという前提条件は付くが、次のロットを買って来よう。

 親戚からもらって来た、かぶらである。3個ほど腐っていたので、廃棄する。皮を剥いて切ってから塩漬けにする。重さは1kgもあった。漬け樽の蓋が閉まらなかった。

 これで、一息入れる。

 まだ、日が高かったので、洗濯物を取り込む15時まで、実家の後片付けをする。

 今日は、ストーブは必要なかった。ノコギリ作業で汗が出て来たので、上着を脱いだ。

 少し一服してから、第二部のセカンドオフィスへ向かう。もちろん、朝とは違う店である。

■「見えないものを知覚する」(阿部雅世著、平凡社、2022年)を読む。(その2)

「~人として生きていくために最も大事な会話~助けてください。手を貸してください。私にできることはありますか。手をお貸ししましょうか。」

「~どんな場面においても、自分の口からすっと出るかどうかは、日々自分を鍛えているかどうかにかかっている。」

「~多様性の宝庫であるアマゾンの木々の繁栄が、サハラから運ばれる紅砂に含まれる栄養素に依存していることを証明した~」

「~あたりまえでないありがたさを、常に心しておくことが、だいじなものを見逃さないための鍵かと思っている。」

「それぞれが自分の小さな役割を果たせばよいのだ。」

「しかし、知恵を働かせ、器用に道具をつくり上げ、驚異的なスピードでありとあらゆる工作をした結果、人間がしでかしてしまった致命的な間違いーー地球環境のバランスを破壊し、自らも含めた多くの種を絶滅の脅威にさらすという~」

「ルーデンス~創造的な精神の力を駆使し、世界の問題を解こうとする人のこと」

「握手の原点は“手に武器は持ってませんよ”と、空の手をお互いに示すことにあるそうだが~」

「~そのような災害に見舞われることは、すでに新しい日常なのであり、地球上の暮らしは“未知の領域”に向かっている~」

「ごみの問題は、デザイナーの机の上から始まっている」