もう、やらない

■もう、やらない

 天気予報は凄いことを報道しているが、積雪は5cmほどであった。ほっとする。今日は、午後からフォレストリーダーの森の寺子屋が開催される。門松である。

 午前中は青空が出ていたので公園などを歩く。気温は低く風も強かったので体感温度は冷たく、フードをかぶって歩く。

 少し早いが、昼食である。今日も、あんかけ堅焼きそばにした。これに、ぎんなんも焼いて添えた。

 大変満足な昼食であった。

 少し休んで会場へ出かける。

 準備には公民館の方や申請団体の方が応援に来てくれた。

 まずは、出前講座である。無花粉杉の話をしたところ、けっこう受けた。

 続いて、門松つくりである。

 のっけから問題発生であった。「カッシャ~ン」とあちこちで音がする。せっかく組み立てた容器が縄で縛ろうとすると分解した音である。原因は明らかであった。

 容器としてこちらで承認したのが、味噌入れのプラ容器であった。いつもは、缶を使用している。この味噌容器は、上の部分と底の部分の径が違ので、側面が斜めになっている。この周りに竹を這わせ、縄で縛ろうとすると、滑ってしまい分解するのである。

 参加者の怒りの声や、嫌気の顔が顕著に見える。そこで、緑色のガムテープで巻く方法を提案し、分解は落ち着いたが、見た目が悪いという問題が残った。

 怒り心頭であった参加者も、なんとか囲め、三本竹も立ち、植物を入れる頃になると満足そうな顔をし出した。自分が、ホームセンターで買えば1万円はすると煽ったのでますます喜び始めた。

 最後に、申請者に来年のことを話すと、「もう、やらない」という返事であった。

 まあ、今回の寺子屋は、失敗の中にはいるのだろうなあ。