ズーム(1)

■ズーム(1)

 天気予報は、冬型の気圧配置になっており、雪か雨と報じているが、外は陽射しが出て春めいた気温であった。

 今日は重要なミッションが予定されている。家人が困難な一次試験に合格し、今日は二次試験ということである。そして、二次試験はZOOMで行われるということで、そのサポートを指令されていた。

 実は、機器が古く接続の状態が不安定であった。買い替えも検討している。

 朝は、割とスッキリ起きれたので、調子はいいようだ。いつもの朝食を作り食べてからセカンドオフィスへ向かう。窓側にいるので、汗ばむ位の天気であった。

 昼になったので、帰宅する。今日は、トマトラーメンにリベンジであった。ちょうど、先日のスパゲッティで使用したトマト缶の半分が残っていたことと、ラーメンの麺つゆともいえる、濃縮タイプの醤油ラーメンの素があるので、それも試したい。

 ギョウザは、いつもとは違う種類を購入しており、水餃子になっていたが、揚げ餃子にしたら、結構いけたね。

 さて、トマトラーメンはどうか。何年か前にも作っていたが、どうも何かが違うとなり、諦めてしまった。この時点では、食べられないことは無い程度であった。ところが、トマトの持つ栄養分には魅力があり、機会があればと考えていた。

 今回は、もちろん店の味は分かっているので、当然店の味には程遠いが、不味くはない程度まで進化した。

 ご飯も少し残っていたので、麺はいくぶん少なめにし、麺がなくなったら、ご飯を入れて、リゾット風にして平らげた。リゾットの方が合うようだ。

 家人の二次試験は問題なく終了し、自分はコーヒーを飲みに出る。

 今日のコーヒーも美味しかった。いつもの常連さんが4人おられ、たわいない話で盛り上がった。

 知らない方であったが、凧を作っておられる方であった。凧は作りたと考えたことはあるが、竹骨を均一の太さや厚みにするには、道具がいる事が分かり断念した。ナタだけでは、なかなか難しい。

 帰りにスーパーに寄って買い物をして帰宅した。そうすると、家人より、もう一回、面接試験があると言われ、来月もズームのサポートをしなければならなくなった。

■「小さな手袋/珈琲挽き」(小沼 丹著、みすず書房、2022年)を読む。

「~荻窪の枕言葉は“風あらき”である。」

「杉菜と土筆は別物だよ。」

「不便な奴が欲しいのだ。」

「~働き過ぎて死んだから莫迦だ。人間はすべからくのんびり暮らさなきゃいけない。」