動き出した

■動き出した

 昨日総会が終わったら、待ってましたとばかりに、申請書が5通送られて来た。その内の3通は自分の地区であった。新入会員の名簿も送られてきた。

 なんだかんだで、動き出したようだ。

 天気はいいようだ。しかし、体調が良くない。ここは、安全を見て自家用車でセカンドオフィスへ向かう。道路が空いていた。今日は祭日だったか。高齢者になってからというもの、祭日は死語になった。

 少し早めに帰宅し、実家の後片付けを行う。明日は、可燃物の日である。しかし、弟が燃やせるキャンプ場を見つけてきたので、手前で焼却することにしたので、慌てなくなった。最低でも、今月中にでもスペースを確保してフォレストリーダー関連の材料などを整理しないと、大変なことになってしまう。

 昼食である。今日はラーメンの日である。トマトラーメンにする。水餃子も添えた。最初は揚げようかとも思ったが、やはりこのギョウザは、茹でるに限るので別に茹でて乗せた。

 御飯を入れてリゾット風にするので麺は少なめにした。

 なんか、やる気が起きないが、何かが動き出したので、家庭菜園の枠組みを作ることにした。シュロ縄は、造園学校時代に使用したのを取ってあったので、それを使った。流石に、結び方は覚えていた。国家試験では、四ツ目垣を作るので、竹同士の結びは体が覚えていた。しかし、この垣根は、風が吹けば簡単に倒壊するので、零点である。

 一服してから喫茶店に向かう。今日も大盛りであった。嬉しいね。干支の置物も置いてあった。嬉しいね。これが、ある限りは通い続けるだろう。

 常連さんの一人がこっちへ来て、外を見ている。何かと聞いたら、バナナを売りに来る行商のような方が来ると言うではないか。自分も買ってもいいというので、一房購入した。まだ、若いので時間を置いてから食べて欲しいと言われた。

 面白いこともあるもんだ。

 明日から、事務作業が集中するなぁ。森の寺子屋が動き出した。

■「見果てぬ花」(浅田次郎著、小学館、2020年)を読む。(その2)

「~文科系の思考回路を持つ人々は、結論に重きを置かないものである。」

「~考えてこその人間である。」

「~明治二十五年までの道府県別人口の第一位は、常に新潟県であった。」

「もっとも、地球には上も下もないのである。」

「しかるに、小説家が芸能人の一変種とされているわが国においては~」

「小説は数を書けばうまくなるというものではない。」

「旅は人生なのである。」

「朝食は金。昼食は銀。夕飯は銅。」

「よって、中国で朝食バイキングを利用する際の心得は、必ず一皿ずつ完食することである。」

「江戸の庶民は朝食に炊き立ての飯を食い、昼は握り飯の弁当を、夕食には冷や飯を茶漬けか粥にして軽くすませたらしい。」

「~年を食えば誰だって日本人に返る。」

「~六十になったらスポーツカーに買い換えようと考えていた。」

「筋肉はさらに衰え、根性は仕事と化し~」

「~完全自動運転などというシステムが果たして必要なのか~」

「すなわち、私は十六年間にわたってダイエットを心がけているわけで、しかもその心がけが悪いと見えて、体重はビタ一キロ減っていない。いや、はっきり言って相当に増えている。」

「私の経験によれば、“ダイエットしたらまた着よう”という考えは、来世を期待するとか、魂の不滅を信じるとかいうもので~」

「~古いスーツが復活することはないのである。」

「デブが不可逆的であると悟って以来、サイズの合わなくなったスーツは潔く捨てている。」