しいたけ四分の1

■しいたけ四分の1

 今日は森の寺子屋である。今年は4か所あり、自分はすべてに参加することになった。今日の寺子屋で自分は出前講座を担当している。準備も自分の範疇である。車が必要であるが、家族が使うので、時間差で対応する。そのため、家人を8時前に職場に送ることになる。それに従って逆算すると5時起きになった。

 ありがたいことに、参加される方は時間前に来てくれ、準備は順調に進んだ。

 出前講座は、なんとかこなした。質問が3点あったので、まあ伝わっただろうと判断する。

 出前講座の後は、植菌作業である。まあ、少し問題があったが、皆満足そうに見えた。

 午前中で終わったが、家人より昼に迎え指令が発出された。急ぎ帰宅し、昼食であるが、蕎麦を茹でて冷やし、とろろ蕎麦と木の芽の天ぷらですませた。まるで、外食のような貧相な昼食になったが、仕方がない。

 家人を迎えに行き、車を渡してからは自由である。送って行くのを断り、ゆっくり歩く。今日はいい天気だ。風もいい。初夏の香がする。遠くに白い花が目立っているので、行ってみたが、ハナミズキであった。

 途中でセカンドオフィスへ入り、居眠り時間が多かった。

■「死んでいる私と、私みたいな人たちの声」(大前栗生著、河出書房新社、2022年)を読む。

「死んだあとの世界にいきているんだな、~」

「普通に狂ってたもんね」

「復讐は終わりませんよ」

「こうやって脅すことでしか私を引き止める方法を知らない」

「おばさんさ、もう、死んでるんだよね」

「人が傷つくことが運命なんかであってたまるか」