■午前・午後
いよいよ森の寺子屋が動き出した。今日は、今年度初打合せである。実施日が集中しており、打合せも午前・午後と2箇所続く。ついでに言えば明日の午前中もある。三連荘であった。
今日は車が使えず、全ての移動は徒歩である。まあ、珍しい事でもない。
心配なのは、自分の体力が持つかどうかである。毎回、打合せが終わると、全身力が抜けたように疲労感が出る。やはり、他人と打ち合わせすることは、日頃使わない部分を使用するためだろうか、疲れが酷い。幸い、昨日の山歩きでの疲労はほとんど感じない。
朝は、朝食まではいつものルーチンであったが、その後はセカンドオフィスへは行けないので、ブラブラする。
どこかの家に、リキュウバイが咲いていた。
今日は、風が強い。風を押して打ち合わせ会場に向かう。出前講座の内容、シイタケ植菌の流れ、役割分担などを打合せする。しいたけ植菌は、毎年やるところが決まっているが、ここは初めてであった。
もう話も終りかけの時に、他の地区からは年末の門松の申請書が出されていると切り出した。そして、昨年は失敗だったと反省を込めていい、自分が年末年始と町内を回り、どこの家にも門松が飾られていなかったと伝えた。
ところが、担当者の方からは発せられた内容は意外で驚いたね。皆、門松を家の中に飾ったという。まあ、正月花代わりということか、そして1月末まで置いて置いたと聞いた。そういえば、一昨年も町内を回っており、1月15日を過ぎて飾ってあった家に解体を連絡したことがあった。どうも、それも避けて家の中に飾ったようだ。
そうして、今年もやる!ということであった。予定が狂ってしまった。
やはり、疲れを感じる。しかし、このまま帰宅するわけにはいかない。家のWi-Fiがつながらなくなった。いわゆるルーターである。10年も前に買い替えを言われていた。当時まだ、Wi-Fiという言葉は一般的ではなく、無線LANと言っていた。厳密にいえば違うのだろうけれど、線をつながずにネットにアクセスできることは同じである。
電気屋さんに向い、新しくルーターを購入した。簡単に説明を受けた。最近のは簡単である。前は、パスワードをホームページに登録する形であったが、今のはシールに印刷済である。
まずは、昼食である。今日は蕎麦の日である。あまり暑くもなかったが、とろろ蕎麦にした。しかし、ナガイモは高かった。いつもは125円で買っていたが、300円近い金額になっている。それでも、美味しいので使うことにしている。
写真を撮ってから汁が無いことに気が付いた。最初に作り、冷蔵庫で冷やしてあった。今日で、メロンが無くなった。旬の果物を取り入れたいので、またスーパーを探そう。
昼食後は昼寝の習慣であったが、午後からも打合せがあることと、Wi-Fiをつなぎ直さなければならないので、直ぐに行動である。まあ、直ぐにつながった。
少し休んで、午後からの打合せも徒歩で向かう。
ここからの申請書の中で希望する出前講座は昨年と同じ内容なので、昨年は分かりにくかったのかと確認したが、メンバーが違うので、同じ話をして欲しいということであった。やはり、書類を渡すだけだと伝わりにくいということであった。
総勢60人である。しかし、自分の負荷は下がった。1週間で3箇所の出前講座のパワーポイントを作らなければならないという覚悟であった。
打合せが終わってからも酷い疲労を感じる。そのまま帰宅せずにセカンドオフィスへ向かった。今日は残業か?
■「安吾疾風伝」(七北数人著、春陽堂書店、2022年)を読む。(その1)
「魂が消えてしまう恐怖―――。」
「海を見ていれば~しぜんに時は過ぎ、心も体も新しくなる。」
「現代はこういう末梢神経だけで生きているような弱い青年がふえてきてるわけだ。」
「信じたいことだけ、ひとは信じるのだ。」
「いつやられるかわからず、気づいた時には死にゆく途中だ。」
「やればできるはずなのに、わざと落ちこぼれの道を進んでいる。」
「自由な心を失わない者は、どうしても軍隊式の教育からはハミ出てしまう。」
「ただ生きたい、生き延びたい、それだけの欲望が殺人につながることだってある」
「夢を持ち続けるために、序列の人生から脱落するのだ。」
「心の中の獣が、まだ足りないのだと思う。」
「岡田は死という逃れられぬ終止点をつねに頭に置いていた。」
「でも、笑いのアトに何も残らない」
「~何事も経験が大事。自分自身の体験を通してしか何も語れない。」
「勉強が足りないのだ。いままで誰も書いたことがないと断定できるのは、世界じゅうの本を読んだ人間だけだ。読まねばならない本はまだ無数にある。」
「文明と隔絶した山奥の洞穴で、自然の息づかいを感じながら暮らす。」
「~捨てる、捨てる、身も心も捨てる、~」
「あくまでも自給自足なので、食べるのは鳥獣虫魚~」