硬い

■硬い

 今日の予定を組み立てるため、連立方程式を解かなければならない。

 与件は、①予定表は銀行入金となっている。②天気は雨予報である。③車が使えない。

 これを解くと、自宅から最短のコーヒーショップに行くことになった。ここは、大きな施設な中で、銀行も併設されている。徒歩5~10分である。

 出た時は降っていなかったが、濃い雨雲が空を覆っており、傘を持って出かける。

 いつもの店の倍以上の値段であるが、ケースバイケースである。やはり、途中で傘を差した。

 ここで、いろいろなことをやったり、本を読んだり、考えごとをしたりする。

 子供が生活費を入れてくれるようになったので、少し楽になったね。

 昼になったので、店を出る。昨晩はべったら漬けを本漬けにしたので、今日は干物である。干し芋もついでに取り出した。

 干物は、綺麗な色に仕上がっており、今回もうまく行った。芋はダメである。やはり、干し芋に適する品種があるのだろう。家人がさっそく手に取ったが、「かっ、硬い!」といい、それ以上手に付けなかった。自分も一番小さいのをかじったが、噛み切れず、全部口に含んだ。歯が折れそうな感じである。

 一方、干物はどうか。もったいないので、今日は半分だけ使おう。

 今日はラーメンの日である。カレイカレーラーメンにした。この干物も硬かったね。でも、噛み進めるに従って芳醇な味が口の中に広がる。旨い!

 サツマイモの干物は、小さく切って、炊き込みご飯として炊飯器に入れた。味は付けないが、柔らかくすることが目的である。明日当たり、べったら漬けの登場になる。

 やはり疲れが残っていたのだろうか、昼食後は昼寝である。

 起き上がって車でセカンドオフィスへ向かう。森の寺子屋の報告書を県へ送る。

 少し本でも読もうかと考えている。

■「人は死ねない」(奥 真也著、晶文社、2022年)を読む。(その2)

「老化は治療できる病である」

「好きなこと、やりたいことをあきらめなくていい状況をつくるのです。」

「経済力が長生きの質を決めてしまうのです。」

「人生80年と人生120年では、その過ごし方は大きく変わってくるはずです。」

「人間拡張とは、テクノロジーによって人間の能力を身体、知覚、認知、存在の四つの方向へ拡張していこうとする概念です。」

「むしろ死は、達成感を伴う“幸せな区切り”として受け止めることもできるかもしれない~」

「実際には、適度な食事と運動を心がけていれば、多くの人が長生きする時代になりました。」

「病気をきっかけに“生のあり方”が変わる人もいます。」

「死を意識したことによって、彼の鋭敏な感性はますます研ぎ澄まされていきます。」

「長くゆるやかな坂をゆっくりと下っていくようにして死を迎えることになります。」

「日本にも、安楽死が合法化されているスイスに渡航して安楽死をした方が複数います。」

「長生きがあたりまえの時代には、命の長さよりも長生きの“質”を気にするようになりはずです。」

「特に日本人は、“同調圧力”と称される“右へ倣え”を精神的にじわじわと強要する思考経路や行動様式が強く表れることがたびたび指摘されます。」

「私はまだ、不幸にも生きている」